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第67話 アタリマエダ

「……は、えっろ……」 「は……はぁ……は……」 …… 激しい脱力感に襲われて……声がでない。 ……はい、確かにエロいです。埜の唇が唾液でぬらぬらと光っていてエロくて翻弄されてしまった。 それに……それにイってしまったぁ。埜の手によっていかされて余韻でまだ下半身がズクズクしている。 精液で濡れた手をまじまじと眺め、それを舐める姿がこの世とは思えない姿で、とっさにそこだけモザイク処理を施した。 「……中ってちゃんと射精できるんだな。あー良かったちゃんと性欲あって……」 「だ、だから……なんだよそれっ!当たり前だっ!」 ぐぅぅーーーーーーーーーーーー 「……」 「!」 叫んだと同時に盛大に腹がなってしまった。 わー!! は、恥ずかしい!!なんだよ嘘だろー! 緊張感がまるでないっていうか!このタイミングで腹なるか!? 「ぶ、ははは……マジかよ!スゲー腹の音!」 「!!!!」 よくよく考えたら昨日の晩もほとんど何も食べておらず、今朝もまだ水分しか摂っていない。 元気になった俺の身体は当然腹ペコで、空気読まずに何か食わせろと主張してきた。 「あーそうか、腹減ってんだろ病み上がり。朝飯食うか」 「え……で、でも」 「なんだよ」 「あ、いや……その……」 「あー?もしかしてこのまま……続きしたい?」 「!!」 「俺はいいけど……ヤってる最中に腹がまた鳴ってもあれだし……な」 ニヤニヤしながらそう囁かれて一気に身体の熱があがった。 色々恥ずかしい! 身体が汗ばんでいたし、汚れてしまったので風呂に入ってこいと言われた。 確かに身体がベトついて気持ちが悪い…… 埜に言われるまま風呂場に……シャワーを浴び汗を流す。 ああ……まだドキドキしている。 まさかこんなことになるなんて……まだ身体がおかしかった。 お、男同士でこんなこと……それにその先も…… セ、セックスしたいってことだよな……ど、どどどどうしっ! 「ごふっ!けほけほ!」 動揺しすぎて口が半開きになり、シャワーの湯が口の中に入ってきて盛大にむせてしまった。 それに……さっきのことを思い返してみたら埜のあそこも硬くなっていて…… ……こ、興奮してたんだ……俺に? それに俺はイかされたけど……埜は……

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