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第10話
「テメェッ、このクソ淫魔ッ、いつの間に手錠なんかつけやがった!」
新年早々、騒々しい志豊宅。
クリスマス、淫魔のキスによって十代時代にまで若返り、それから元に戻っていない龍彦が居間でぎゃーすか喚いているのだ。
「つぅか元に戻せコラッ、有休消化にも程があんだろぉがッ、年末年始でこのクソ忙しいときに連休とる非常識刑事なんて陰口叩かれたかぁねぇんだよ!」
本来ならば三十九歳、酸いも甘いも知り尽くした現役バリバリ成熟男、そんじょそこいらの三下よりも強面なマル暴刑事の龍彦。
ツァイいわく十七歳にまで肉体が若返った今の彼は目つきがすこぶる悪い黒髪男前ヤンキー男子といったところか。
実際、高校時代は他校にも名の知れた百戦錬磨の不良クンだった。
群れない一匹狼タイプ、ケンカの売買は日常茶飯事、柄悪ながらも忠誠心に富んだミーハーヤンキー信者からは「ドラゴン」なんて呼ばれて「だせぇからやめろ」とよくぶん殴っていたものだった。
「無防備感丸出しで寝てるんだもん」
おせちの残りをビールと共に平らげて昼寝していた龍彦を手錠でこっそり拘束したツァイ。
ピンク髪に袖なしカンフー服のイケメン淫魔は床にしゃがみ込み、後ろ手に手錠をかけられて腹這いになっている龍彦に笑いかけた。
中学生息子の生竜と違って、すでに出来上がりつつある肉体はがっしりめで野郎くさい。
成熟肉体で着慣らしていたスウェットは十七歳の体にはほんの少し大き目、高校卒業後も途切れなかった成長を物語っていた。
「龍彦殿ー♪」
ちなみに中年龍彦の身長は183センチ、十代龍彦の身長は178センチだ。
「今は俺の方がちょっとだけ高いね」
畜生、やべぇな。
普段なら何てこたぁねぇのに、十代の体にビール二本が相当堪えたみてぇだ、ころっと寝ちまった。
「クソが。仕方ねぇな、ケツ出せ、五分で済ませてやる」
「わーお♪すっごい自信。さすが龍彦殿♪」
でもオケツ出すのは龍彦殿の方だよ?
「…………」
やっぱそう来やがったか。
「テメェ。俺を生竜みたいに扱いやがったら脳天カチ割ってブチ殺すぞ」
「キル君みたいなって。アレつけたりコレつけたり、とか?」
腹這いになりながらも獰猛にメンチを切ってくる龍彦を、ツァイはソファに両頬杖を突いて楽しそうに覗き込んだ。
「ごめーん♪ もうつけちゃった」
龍彦殿が寝てる間に下ごしらえ済ませちゃった♪
「……は……?」
寝ている間に自分の体にアレやらコレやらつけられていた龍彦は野犬じみた目つきを強張らせた。
無骨ヤンチャそうな不良男子の狼狽にイケメン淫魔のツァイは舌なめずり、した。
「俺とイイコトして遊ぼ、龍彦殿……?」
く……っっぱぁ……っっ
「龍彦殿ってば。毎日ヤンチャしてそうなオラオラ系パイセンっぽいのに。こんなところにエッチな●●●つけてるんだね」
ソファで十代筋肉質ボディを折り曲げられ、まんぐりがえし、されて。
授かったばかりの前穴を左右限界まで拡げられ、ツァイに間近に鑑賞されて。
「テメ……ッふざけ……ッこの……ッ」
怒りやら不慣れな羞恥心やら、激情の余り言葉が続かない龍彦。
「龍彦殿のコレ、エッチな割れ目ちゃん♪」
「クソ……がッッ」
クソクソクソクソ。
体に力が入らねぇ。
『龍彦殿ー、ほれほれ、飲んで飲んで♪』
「お前、まさか……酒に何か盛ったか……?」
「さっすが龍彦殿、伊達に叩き上げ刑事してないね」
後で百回ブチ殺す。
「淫魔特製の媚薬だよ。後で本体見せてあげる」
「ほ、本体……? ッ、テメッ、ちょ、マジでやめッッ……」
いきなり股間にむしゃぶりつかれて龍彦はギリィッと歯軋りした。
前穴が唾液で満遍なく濡らされたかと思えば、ふやけた亀裂を舐め回される。
それだけでビクビクと雄々しく痙攣するペニス。
「うぐ……っぐ……っ」
「龍彦殿ってば。毎日ケンカ上等そーなツラして。こーんな可愛いお豆クリちゃん、生やしてるんだね」
「ッ……ソコは、ゴラッ、いぢんなッ、いぢんじゃね……ッ」
「クリ勃起してる龍彦殿、おいしそ♪」
ぷっくり芽吹いたクリトリスをゆっくり舐め上げられて龍彦は強烈なゾクゾク感に貫かれた。
ピンポイントで肉芽舐め舐め、しこたま淫魔クンニ。
濡れ渡ってふやけた前穴に容赦のない手マン攻撃。
人差し指と中指を一気に根元まで突き立てられて、ずぼずぼずぼずぼ指ピストン、Gスポットを絶え間なく激しく攻められた。
「あがっ、ぁっ、やめッ、クソッ、クソったれがッ、あッ、はあッ、はあ゛ッッ」
「いーねー。キル君とは違う、野太い龍彦殿のよがり声。淫魔の俺でもギンギン感じちゃう」
龍彦の肥大化した完勃ちクリトリスに勢いよく吸いつく。
尖らせた舌の先で肉芽を小刻みにねっとりねっとり丁寧に舐め嬲る。
前穴奥の超性感帯を指二本で高速突きまくる。
トレーナーのみ身につけた龍彦の体が目に見えてブル、ブル、ブル、ブル、瀕死の獣さながらに痙攣した。
まんぐりがえしという屈辱的なポーズ、息つく暇のない淫魔クンニ+手マンに成す術もなく追い上げられて。
ぷっっっしゃあああああッッッッ
容赦のないクリマン攻めで雌イキ潮噴きした。
大量の透明潮汁をド派手にぷっしゃぷっしゃ連続放出した。
どすけべ淫魔が突き立てたままの二本指を悪戯にクイクイ動かしてやれば、ぷしゃッぷしゃッ、リズムに合わせて潮噴き。
大きくズボズボ出し入れしてやれば、ぷっしゃーーーッ、怒涛の潮汁おもらし。
「龍彦殿、すっごい♪」
トレーナーやら割れた腹筋を自分汁でびちょびちょにした龍彦は、涙目で、上機嫌な淫魔を睨みつけた。
「はーーーーッはーーーーッ……後で……ッ千回、殺す……ッ」
「わーお、さすがドラゴン♪」
自分の頬にまで飛び散っていた龍彦汁を指に掬ったツァイは美味しそうに舐めとった。
まんぐりがえし状態のまま、脱力寸前、情けなくガクガクしている十代龍彦にうっとり見惚れた。
「キル君が見たらショック受けちゃうかもね」
友達と遊びに出かけている息子。
こんなところ死んでも見られたくないと思う父、龍彦。
「も……ッ十分だろぉが、離せ……ッ」
「そーそー。龍彦殿に本体見せてあげる。ちょっと待っててね」
「おい、ツァイッ……あのクソ淫魔が……下半身丸出しでこちとら寒ぃんだよ……ん、あいつ何持って……植木鉢か……?」
物置の戸棚奥でこっそり育てていたソレを満面の笑顔でツァイは持ってきた。
「俺が立派に育てたの♪ 龍彦殿にはさっきこのコの分泌液飲ませたの♪」
龍彦は……驚愕した。
ツァイが胸に抱いた中サイズの植木鉢に釘づけになった。
植物の代わりに、うね、うね、不気味に蠢くピンク色の触手が生えている。
ツァイが長い指を差し出せばじゃれるようにくるくる巻きついた……。
「んぶっ……んぶっ……んぶっ……んぶっ……!!」
床に腹這いになった手錠つき龍彦。
健やかに発達した若々しいピチピチ筋肉質の体にヤラシク絡みつく触手。
前穴にも、後穴にも、ずぶずぶずぶずぶ侵入して、ずぼずぼずぼずぼ出たり入ったりの二穴攻めを繰り返す。
十代にしては逞しく育った勃起ペニスにも巻きついて熱烈シコシコに余念がない。
「俺の触手ちゃん、ほんと働き者♪」
「んぶぅぐ……っうぐぐっ……」
「龍彦殿もちょっとは見習って? 舌、動かそ?」
龍彦の不躾な唇にはツァイの淫魔ペニスが挿入されていた。
男の娘バージョンだった頃と比べ明らかにサイズ感が上回っているムチムチ肉棒。
悔しそうに眉間に皺を寄せっぱなしの男前男子の喉奥を小突いては粘膜摩擦をお愉しみ中だった。
「ふーーーッふーーーッ!」
涙を溜めて全力で睨め上げてくる龍彦にツァイはゾクリ、した。
「噛み千切られちゃいそ……」
何なら噛み千切ってやりてぇ。
が、後が怖ぇ、それに気色悪ぃ触手がずっとケツとマ……クソッ、なんつぅ事態になってんだ、俺の体は……!!
尻奥と膣奥を同時にぬるぬるゴリゴリされて龍彦は仰け反った。
分泌される媚薬成分を直に膣壁やら腸壁に塗りつけられて、内側から熱が回って、痛いくらいに勃起するペニスと乳首、快楽眩暈に頭はクラクラ。
率先して股間に集るスケベ触手に悶絶した。
全身びっしょり汗をかいて、ヨダレ垂れ流し、脳天が沸きそうなくらい火照った。
「だ、めだッ、クソッ、おかしくなる……ッ」
「おかしくなっちゃってよ、龍彦殿」
「い、やだ……ッこんな気色悪ぃ触手なんぞで……ッ誰がいくかッ……う゛ーーーー……ッッ」
それでも尚懸命に触手攻めに踏ん張って堪える龍彦に、ツァイは、胸キュン下半身キュンが止まらずに。
「んぶぅッッッ!!」
強引に龍彦を抱き起こすなりキスした。
「あっち行け」ジェスチャーで触手を遠ざけ、よーく引き締まった尻を両手で好きなだけ揉み捏ねながら、ヨダレ塗れの唇をガツガツ貪った。
「はッ……ふ、っ……んぶぶ……ぅっ」
「ン……ねぇ、龍彦殿……? もっともっと遊ぼ……?」
「ッお……断りだッ……離せぇ……」
「俺に処女ちょーだい?」
「ッ……ドタマかち割るぞ……ッ」
「こっちの●●●も。こっちのアナルも。どっちもたっぷり可愛がってあげる」
「ぶ……ぶちころす……クソ淫魔……ッ」
「脳髄まで溢れるくらい種付けしてあげる」
「う、はぁ……ッあッあああッ、ころ、すッ……クソ淫魔が……ッ」
床に腹這いなままの龍彦、まずはバックバージンを淫魔に奪われた。
ムチムチ肉棒でアナル奥を突きつつ、不埒極まりない指を前穴にしつこく抽挿、勃起クリも撫でたりつまんだり、ツァイは濃厚刺激を龍彦にしっかり植えつけた。
「龍彦殿のアナル、最っ高……次はこっちの番だよ?」
「や、やめろぉ、そっちだけは……ッあ゛、ッあ゛、ッあ゛~~……っっ」
「はーーーー♪●●●きっつきつ♪奥まで熱々♪俺のおちんぽキュンキュンしっぱなし……♪」
指と触手で念入りに前戯を施されていた前穴に淫魔ペニスが突き挿さった。
溢れ出る愛液で熱く潤った膣内が拡げられ、乱暴に擦り上げられて、途方もない暴力的快感に全身を犯されていった。
「ん゛ッあ゛ッ……あーーーーー……ッッッ」
「あ……龍彦殿、またいっちゃったぁ……雌イキするの、もう何回目かなぁ?」
「いって、なんか、ねぇ……ッは……はあっ……ああ……っ!」
「気持ちよさそうな声だしちゃって、ほらほら、次は雄イキさせてあげる」
エロエロ淫魔ハンドが怒張ペニスを鷲掴みにするや否や、猛ピストン、根元から亀頭まで余すことなく十七歳男根をしごき立てた。
「ひッッッッ」
「ん、すっごく締まる……俺もいきそ……いっしょいこ?」
「誰がッ……誰がいくかぁッ……あっあっあっあ゛っ……ツァイ、テメェっ……クソっ、もぉ……ッ……ガマン、できねッ……!!」
「氾濫レベルで中出ししてやるよ、龍彦」
「ッ、ッッ、ツァ、イ……ッ……この猫かぶり淫魔がッ……あ……あ……あ……ッ!!」
未だかつてない絶頂射精に、荒ぶる種付け中出しに、さすがの龍彦も失神して……。
「まだまだ♪これからが本番だよ、龍彦殿♪」
「うわッッ……オヤジ、ツァイ、二人で……え、え、オヤジがツァイにのっかられ……っ? う、わぁッ、なんだこりゃあッ、触手みてぇなの家ンなかいるッッ!!」
「それ、ガチで触手、キル君♪」
「こ、の……どすけべ淫魔がッ……テメェいい加減にしろッ、舌の根引っこ抜くぞ……ッ」
「うん、いーよ、引っこ抜いて、龍彦殿、さぁどーぞ♪」
「んッッッッッぶ!」
「ぎゃあ……っ触手がぁ……っ!!」
新年早々、姫初めで慌ただしい志豊家なのだった。
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