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第3話

教室へ入り名前順に並んでる自分の席へ座っり朝からの騒ぎ疲れ顔を机に伏せた それにしても兄は毎日あんななのか…… 羨ましいとも思ったが自分は遠慮しておく 毎日あれは流石にきつい それにしても真木が入ってきてから教室は 少しざわついていた なんせ金髪にピアス、ネクタイを緩めシャツのボタンは2つほど開けている為怖がられている そんな中に茶髪に染め自分と同じように制服を着崩した男が自分の前を横切って少し離れた席に座る 明らかに自分と同類の人種だから彼の所に行って話しかけてみた 「なぁ、お前名前は? 俺、遠矢真木」 「ああ?俺は蓮条修(れんじょうしゅう)だけど………」 「蓮条、蓮条な、覚えた 似た者同士仲良くしようぜ」 「まぁいいけど……」 初登校早々に友達ができた その後登校初日から途中に来ると言う勇者が現れる 「俺、二階堂優馬(にかいどうゆうま) 見ての通りの奴ね」 この二階堂優馬というこちらもチャラチャラしたテンションの高い男に担任も怖がってあまり強く注意をしないが真木らとは意気投合した 今日は初日の為1年は午前中で学校が終わる カバンを持ち椅子から立ち上がると蓮条と二階堂と共にこれから遊びに行こうと言う話になった 仲良く下駄箱へ行くと何やら女子が集まっていた 「何だ?」 「さぁ?」 よく見ると女子の中心には兄がいた 関わると面倒そうな気がした為そ~っと横切ろうとしたが目敏いことに 兄は真木に気づきこちらへとやって来た 「真木!!」 「…兄ちゃん何?」 「いや、今日は一緒に帰ってやれないから 気をつけて帰れよ?」 「うん…てかそれだけ言うために待ってたわけ?」 「当然だろ?もしも帰りに変な男にでも捕まったらどうする?お兄ちゃん発狂する!!」 「分かった!!分かったから落ち着けって!!」 興奮する兄を宥めようやく学校から出ることが出来た 「なぁさっきのイケメンの人兄貴なの?」 「まぁ…うん…」 「なんかめっちゃ女の子に囲まれてたよね~」 「そうだな………」 「ブラコンなのな」 「……言うな」

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