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第4話
その後二人と遊びに行くと兄の事で散々弄られた
こうなることは何となく予想がついていたから
兄の存在を知られたく無かったんだ。
きっと明日も弄られるんだろうから学校は暫く休もうなんて思ってたのだが
次の日の朝、目を覚ますと目の前に兄の綺麗な顔があった。
「……何してんの?」
「いや、目覚めのキスを」
「何が目覚めのキスだ
気持ち悪りーよ!!」
朝っぱらから最悪の目覚めだ!!
自分に跨がってる兄を退かしトイレへ向かう。
本当に面倒だ……
「真木そろそろ行かないと遅刻するぞ」
兄に急かされるが真木はいつの間にかベッドに二度寝しに行っていた。
「今日はいい……
兄ちゃん先行けよ」
「嫌だ!!真木が行かないと俺も行かない」
「ちょっ………おい!」
そう言うと布団を被っていた真木の上に覆い被さってきた。
こうなってはどうしようもないから
仕方なく起きて兄と家を出た。
学校へ着くと昨日と同じ女子の歓声が響いてくるがほんと勘弁してほしい。
真木は兄と離れさっさと自分の教室へ向かった。
「おはよ遠矢!!」
「はよ!!」
先に来ていた蓮条と挨拶を交わすが
もう時間だというのに二階堂が見当たらない。
「なぁ二階堂は?」
「さぁ?サボりじゃね?」
まぁ別にサボりと聞いても驚きはしない
蓮条は意外と学校にはちゃんと出席している
出来ることなら自分もサボりたかった。
なのに兄が余計なこと…
「なぁ蓮条俺らもサボらねぇ?」
俺のその言葉に蓮条はニッと笑い頷いた。
そう言うことで二人は教室を出てる
廊下を歩いていると誰かに呼び止められた。
「おい!!そこで何をしている
もう授業が始まるはずだが?」
振り返るとそこには黒髪が綺麗な端正な顔立ちの男が立っていた。
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