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第17話

それから数日たった今でも兄と登下校は一緒な上に蓮条達と放課後遊ぶの禁止。 土日は6時までなら許可されたがこの過保護っぷりがつらい。 と言うか過干渉か…… それに篝もよく絡んでくるし!! それと最近気のせいかもしれないが学校で変な視線を感じることがある。 まぁ、あの兄を持っているせいか注目はされるのだか。 そんなある日いつものようにいつもの二人と話していた時 「そう言えばさな~んか最近俺等風紀委員に目つけられちゃってるみたいだよ? チクチク文句言ってくるんだけど」 「ああそういや俺も朝風紀委員に髪やら服装やら注意されたな お前のお友達にも言っとけだと」 どうやら変な視線の正体はそれだったようだ。 じっと睨まれてる感じがするし 確かその風紀委員になにか言われたことあったけど無視してた。 「つっても俺は直す気ねーぞ そんなの個人の自由だろ?」 「そうそう、それに直せと言われたら余計に直したくないよね~」 そんな呑気な会話が屋上でされてる中 生徒会会議室では真木達について話し合われていた。 「我々風紀委員から報告をさせて頂きます 入学早々の一年生がから髪を染めていたり学校を脱け出したりと問題行動を起こしています これでは我が校のイメージが落ちてしまいます 生徒会はどうお考えですか?」 風紀委員の委員長3年生柏木護(かしわぎまもる)が生徒会長の篝恭也に意見を求める。 「さぁ?それは風紀委員の仕事でしょう こちらも仕事が多い、増やされても困るのですが?」 淡々と反論する恭也に柏木は目を細めた。 「ほう…よく言う 問題の遠矢真木と随分親しく話していたようだが?」 「友人の弟と言うだけですよ 別にそれほど親しいわけでは無いのですがね」 目を掛けているのはあるが嘘は言っていない。 真木は篝に対しては未だに心を開いてはいないのだから。 結局この件は平行線に終わった。

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