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第18話
「篝、俺も正直あの一年どもは不快だ。
お前が遠矢の弟に入れ込んでるのはすぐ分かる。悪いことは言わない、関わるな。」
会議が終わった後そう言うのは生徒会副会長の司馬雅 、
彼もクラスメートだ。
全く面倒だ……
教室に戻り真木について風紀委員に目をつけられていることを玲に報告した。
彼とは一年の頃から一応友人関係だし実は彼に好意を抱いていた。
それに今は真木の事も気に入っている。
まぁ、所謂一目惚れのようなものか……。
「まぁ目をつけられているのは分かっていたがな
だとしてもそれは真木の勝手だ
学校のイメージ?知るかそんなもん!!
真木に難癖つける奴は例え神でも俺が許さない!!」
相変わらずのブラコンっぷりは凄い。
普段知的で頭のいい彼が真木の事となると言ってることがめちゃくちゃになる。
「司馬のヤローも俺に喧嘩売ってんなら喜んで買ってやるよ」
本当弟が絡むと途端に面倒な奴になる。
「落ち着け玲。
だけど確かに真木君の髪の色とかピアスとか少し考えた方がいいと思う。
あまりいい印象は与えない。
それに___」
「人は見た目じゃない。
中身を見ろ!!真木はいい子だぞ!!」
いや、確かにそうだがそう言う問題じゃない
それにそれだけじゃない……。
他にも危惧している事もあるのだ。
玲と話していると篝より遅れて教室に入ってきた司馬がこちらへやってきた。
「おい遠矢!!お前の弟何とかしろ。
迷惑だ。」
「あ゙?」
はっきり物を言う司馬の言葉は玲にとっては喧嘩を吹っ掛けてきたと感じた。
司馬は玲が弟想いなのは知ってるが極度のブラコンなのは知らない。
「ふざけんな真木がどんな格好しようが真木の勝手だ。
その程度で乱れるような風紀なんぞそれまでっつーことだろ?」
「……お前何言ってんだ?」
こんな様子だから篝は頭を抱える。
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