謹慎が解けた真木達は三人仲良く学校に登校していた。 ｢まさかこんなに早く謹慎解けるとはな。｣ 裏事情を知らない三人は呑気に笑っている。 そんな中で蓮条がこんな話題を出してきた。 ｢てかさ、聞いた？｣ ｢何が？｣ ｢あの三年の先輩達襲われたそうだぜ。｣ ｢え、マジで？｣ ｢なんかヤクザに目ぇ付けられてボコられたらしい。｣ そう聞かされ驚いたがまぁ、因果応報だと鼻で笑うがこれに玲が絡んでいることら真木達は知ることは無い。 兎に角また学校に通うようなりちゃんと授業を受けるようになった。 留年はしたくないし、このままでは最悪退学になってもおかしくはない為それだけは何としてでも阻止しなければならない。 それでも今まで通り髪の色等風紀に関しては正すつもりは無い。 だってこれが好きだし、これが自分だと思ってるから。 それと玲が今まで以上に真木に引っ付くようになっていた。 授業が終わると必ず真木の様子を見に来るし 教室にいないと携帯がしつこく鳴り 電源を切ってると凄い剣幕で無事で良かったと抱き締めてくる。 自分の身を案じてくれてるのは分かるが 正直ウザい。 異常だと思う。 だがこれも自業自得なんだろうし仕方ないと諦めることにした。 だって嫌だと言っても玲は止める気は無いのだから。