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第37話

考えた末玲が出した欲しいもの それは 「お前が欲しい!!」 その答えのあとに玲の腹に真木の膝がめりこんだ 聞いた俺が馬鹿だったと真木は倒れた兄を放ってスタスタ歩き出した 「嘘嘘嘘!!冗談だって 何もいらないよ気持ちだけで十分 俺なんかの為にわざわざお小遣い減らすことはないよ」 慌てて追いかけてきた玲がそう謙遜するように言うのが少し驚いた そう言うキャラじゃないから 「お兄ちゃんは真木がいてくれればそれでいいんだよ」 すると不意に額にキスをされた そしてお友達のとこ行っていいよと去っていった 何故だか少し胸が痛んで手を当てる 屋上へ行くと昼飯を食べ終わってゴロゴロしてる蓮条と二階堂 「おう遅かったな何してたんだよ?」 「ん~まぁいろいろめんどくさいのに巻き込まれてた」 「何それ……」 やはり兄に何か誕生日プレゼントを買いたいと思うが何を買ったらいいのかさっぱり分からない そもそも兄が"俺"以外で何が好きだとか分からないから二人に相談してみた 「う~ん遠矢から貰うのなら何でも喜びそうだけど…いっそお前がプレゼントになりゃいいじゃん!!」 二階堂の脳天に踵を落としダメージを受ける彼無視し蓮条へ再度質問する 「じゃあ今度の日曜にでも買い物付き合ってやるよ ま、俺も何がいいのか分かんねぇけど プレゼントすることに意義があるからな」 「へぇ、蓮条の癖にいいこと言うじゃん」 床に伏していた二階堂がいつの間にか回復していて蓮条にそう言うから真木と同様に蓮条からもダメージを食らう 馬鹿だこいつ 「まぁでもさ、ほっぺにチューくらいしてやれよ」 「は?嫌だよ何でそんなこと!!」 「だってずーっと大切にしてもらっててさ まぁ変態だけどそれくらい恩返しだと思ってさ」

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