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第75話

それから自分の方に近づいてきた聖を真木が一発殴り沈めたところで玲と共に部屋へ戻った。 翌日、明日は家に帰る日とあって綾乃は益々玲にベッタリだ。 聖はと言うとその隙に真木の傍に来て好きだと愛を囁いてくるのだか、その様子を見てイライラする玲の殺気がまた鋭いこと…… 「なぁ真木俺と付き合わん? ま、遠距離になるけど」 「ならねぇ!!アホなのお前?」 「一回くらい味わってみればいいじゃんか。」 「つーか俺は男に勃たねぇし。」 真木に何言われようが聖は動じない。 神経が図太い…… そうこうしてる内に綾乃は玲の手を引いて外へと遊びに行き、ここぞとばかりに聖は真木に詰め寄ってくる。 「せ、聖?」 「仕方ない、俺がどれだけお前が好きか教えてやるよ。」 そう言って彼は真木の唇へキスをしてきた。 舌をねじ込み口内をかき乱し、 激しく貪るような口付けに息も出来ない。 聖を押し退けようにも熱いキスに手に力が入らず遂には真木を押し倒し手首をぐっと押さえつけられる 「せ、聖……やめ……」 「無理。」 きっぱりそう言って真木の首筋をツッと舐める。 「あっ……」 「感じとうやん。 ほら、こっちもこんなになっとうし。」 聖はクスリと笑いズボンの上から真木のモノをつっと撫でた。 「あっ……ん……」 「いい声……もっと聞きたい。」 そしてシャツをめくり胸のそれに舌を這わせてくる。 「ぃ…や……あっ……」 嫌だ……気持ち悪い…… そう思った途端、頭の中がぶちっと切れた音がした。

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