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第80話

柏木に連れられて来たカフェへ入ると店内は落ち着いた感じの大人っぽい雰囲気の店だ。 柏木ってこう言うカフェ来るんだと意外で 感心してると彼からメニューを渡された。 「因みにこのチョコレートケーキが美味しいんだ。」 そう、メニューの右端に載ってるケーキを指差す。 「へぇ~じゃあこれにする。」 蓮条は柏木に勧められたケーキとカフェオレを頼むことにした。 因みに柏木もそのケーキとコーヒーを頼んだ。 暫くすると見るからに美味しそうなケーキと飲み物が運ばれてきた。 「いただきます!!」 「美味い!!」 「だろう?」 ビターチョコのためそんなに甘過ぎず丁度良く美味しい。 彼はこう言う店をチョイスする辺りとか結構いい趣味してるんだなと少しずつ彼を知れることが嬉しかった。 それから他愛ない話をしたり意外と楽しい一時を過ごした。 「なぁこれからどうする? どっか行きたいとことかない?」 「僕は特にないが君は?」 「いや、俺もない。 じゃあ映画でも観る?」 「ああ、いいよ。」 特にすることもなく取り合えず浮かんだ映画を観るため映画館へ向かった。 「何観る?」 「今はこの映画が人気のようだな。」 「あ~確かに遠矢と二階堂も観たいつってたな 俺もまだ観たことない。」 「じゃあこれにするか?」 「OK!!」 一応人気の映画な為席は空いてるか確認すると 大体は埋まっているが所々空席はあった。 すると柏木が映画を観るのは久々だと呟く。 「もしかして映画あんま好きじゃない?」 「いや、あまり機会もなかっただけだ。」 「ふ~ん。」

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