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第133話

「泉さん……?」 泉は兄の電話番号を篝から聞いたようで電話で兄と話してたことを 真木に伝え、明日会おうと約束したらしい。 「明日お兄さんと会ってちゃんと解決するといい。」 「あんま会いたくないんだけど。」 「………じゃあこうしよう。 玲君の話を聞いてそれでも納得できなければ 僕のところにおいで。」 「え?」 どういう事かと問えばこう言葉を返した。 「もし玲君と別れたいと思うのであれば 僕と付き合えばいい。」 「………え、えっと………」 「ごめんね。こんなこと言われても困るよね。 でも僕は本気だから。 勿論真木君が良ければだし、今すぐじゃなくてもいいからゆっくり考えて?」 そんなこと言われるなんて思わなかった。 だって彼は兄のことが好きなはず。 確かに泉のことは凄くいい人で好きだけど…… 考えてもよく分からない。 取り合えず明日ちゃんと兄と話さないと。 翌日、指定されたファミレスに泉と向かった。 待ち合わせの時間より早めに着いたが店に入ると 既に玲が待っていた。 「真木!!」 店内に入ると真っ先に真木に気づいて立ち上がる兄のところへ泉と向かう。 「……なんかちゃんと話すの久しぶりだな。」 「…………」 「ごめん…真木……… 俺はお前を裏切るつもりもないし嫌な思いもさせるつもりもなかったが結果的にこんな風になってしまった。 ほんとにごめん………。」 「それは兄ちゃんが浮気してないって言いたいわけ?」 「ああ、そうだ。」 この時はっきり浮気を否定した。 だとしてもそれを真に受ける俺ではないと、これで納得のいくこたえを得られなければ別れるつもりだ。 その後の事はまだ考えてはいないけど。

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