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第139話
「すみませんでしたお手数をお掛けしまして。」
『別に君が謝る必要は無いよ。』
玲と真木君は無事元に戻ったようで
仲介した篝は和田からこうして連絡をもらっている。
「良かったんですか?
貴方もやたら真木君を気に入っていたようですし。」
『そういう君もライバルの為に行動してたじゃない。』
「ははっ確かに……」
『ねぇ、今度一緒にお茶でもどう?』
「そうですね。是非。」
この人とならお茶くらいいいだろうと篝は思う。
「では、また__」
『あ、待って!!
ひとつ気になることがあって。』
「気になること?」
『ついこの間ね噂を聞いたんだ。
高校で問題をよく起こしてた僕より1つ下の子いたでしょ?今3年生か……。
この前高校の友人がその問題生が殴られてる現場を見掛けたらしくって…
その子に怪我をさせたイガラシ?って人が
トオヤ マキって名前を言ってたとか。
真木君にも伝えようと思ってたんだけど忘れてて。』
問題をよく起こしてたって3年生とは確か真木らに手を出し停学処分になった彼らか。
玲が彼等に何かしたみたいで入院してたが結局自主退学したと聞いた。
この間って、あれ……?退院してまた怪我を負ったのか?
確か5月頃に入院して全治5ヶ月って…。
そして真木の名前が出てきた。
何か嫌な予感がする。
『ごめん、知ってたかな?
後輩の話しだから気になっちゃって。』
「いえ、存じ上げませんでした。
玲にも伝えておきます。
貴重な情報ありがとうございます。」
『そう、真木君に何も無いといいけど……
ねぇ来週の日曜空いてるならどうかな?』
「いいですよ大丈夫です。
では日曜日また。」
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