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第151話

「はっ……はっ……ん…」 真木はまだ息の整わない内に玲からキスをされる。 「真木…好きだ、好き……」 「……俺…も………」 そして玲は自らのと真木のを真木に握らせてその上から自分の手を被せて一緒に気持ちよくなろうと扱く。 「あっ……ああ……ん…ああ……」 「まき……あぁ……」 そして一緒に達した。 「はっ……に…ちゃ……」 ほんとはちゃんと最後出来ればいいんだろうが、生憎それほど欲も無ければ行為が怖いとも思ってしまう。 本来入れる場所ではない所に兄の立派な逸物を受け入れる自信が無いからだ。 それでもずっと傍にいてほしいと思う我が儘。 「兄ちゃんは……嫌にならない?」 そう聞くと呆れるように笑って額にキスをする。 「嫌になんてなるわけないだろ? 別にそんなことしなくてもお前への愛情は変わんないから もしかしてそれ気にしてフェラなんてしたの?」 「それは……」 言葉に詰まり目線を反らすと玲ははぁ、とため息をもらした。 「全くお前は……そう言うの可愛いけど無理してされるのは嫌だな。」 「別に無理とかしてねぇし!!」 「そう?じゃあまたしてくれる?」 「………魔が差したら。」 そう言うとじゃあ魔が差したらしてと笑う。 出したものを綺麗に拭いて一緒にベッドに潜る。 真木は玲の胸に顔を埋めると上からクスリと笑い声が聞こえ頭を抱き締められた。 「好きだよ真木。」 その言葉は身体の奥に響いて身体が熱くなるのが分かる。 「俺も……」 兄の大きな背中に手を回しそう言葉を返し、いつの間にか深い眠りに着いていた。

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