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第174話
真木も無事戻ってきて五十嵐も純が紹介した所でバイトしてるらしい。
なんでも徹底的に躾けるんだとかなんとか……。
「大丈夫なんですか?
また真木に近付くなんてこと。」
「大丈夫よ。
このあたしが真木ちゃんには二度と近付けないよう彼に躾をしておいたから。」
ニコッと笑う彼に何をしたのかと聞くのは気が引ける為それ以上は追求するのは止める。
「それより、今はあたしに集中しなさい。」
「ぁ………」
この薄暗いホテルの一室で純は玲の首に唇を落とす。
二人しかいないこの部屋には甘い吐息と純のねっとりとした舌が男らしいその喉仏にクチュクチュと絡み付く音だけが響く。
今までにどれだけの男と寝てきたのか。
純と寝るのは真木に対して罪悪感が半端ないものの、彼のお陰で真木を取り戻せたのは事実で彼を拒むわけにはいかない。
「ん……はぁ……」
耳の後ろを舐められ、手では身体の隅々まで弄られる。
だが玲はここで重大な事に気づく。
あれ?
もしかして彼は……
「はっ………ほんと綺麗な顔ね。
今から食べるのが楽しみね。」
やはりそうか!!
「お、おい待て!!
やっぱ俺が下なのか?」
「あら、勿論あたしが貴方に突っ込むに決まってるでしょ?」
そう、彼が攻めで自分が受けなのかと今更気付いたのだ。
冗談じゃないとおもった。
「はぁ?ふざけんな!!
あんたどう見てもネコだろ!?」
女役などプライドが許さない玲は固まってしまった。
「ふふっそんな固定観念捨てなさいな。
先入観で物事決めると痛い目に遭うわよ?
と言っても今日はあたしが貴方を気持ちよくしてあげるけど。」
そして彼は有無を言わせず押さえ付け玲の腹に舌を這わせた。
「くっ……やめ…ろ……」
彼を押すもびくともしない。
どんだけの馬鹿力なんだ。
そして彼は玲の大きな逸物に触れる
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