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第178話

「はぁ……」 めんどくさい……… それは近々兄の学年は修学旅行があるからだ。 小中の修学旅行ではそれはそれは大変だった。 修学旅行には行かないなんて言うから父と母の説得が連日続いて渋々行ったのだがそこまで説得して行かせることなのかとも思った。 まぁ勿論真木が修学旅行に行ったときも兄は相当落ち込んでいた。 あれはマジでウザかった。 そして今回だ!! 「兄ちゃん行くつもりないだろ?」 「ああ、当然だ。 お前と会えないとか俺死ぬ。」 「……………」 正直言うと真木としてはたまには兄から解放されたい気もする。 たかが三泊四日だろ? しかも行き先が北海道でスキーだなんて俺が行きてぇわと羨ましく思う。 まぁ、そんなこと言うとじゃあ一緒に行こうかなんてなるから言わないけど。 「勿体ねぇ楽しそうなのに。」 「お前といる方が楽しい。」 「てか、兄ちゃん行かないなら俺お土産無いじゃん。 折角色々買ってきて貰おうと思ったのに。 仕方ない篝にでも頼むか‼」 篝の名前を出すと兄がピクッと反応して渋い顔をする あれ?意外と効果あったか? 暫く考えたあと玲が結論を出した 「……行く。」 「え?」 「仕方ない、土産で真木の喜ぶ姿もみたいし行くよ。」 案外簡単に説得出来た。 なるほど、最初からこう言えば良かったのか。 彼は頭いいくせにこう言うことは単純で 16年一緒にいても天才なのか馬鹿なのかよく分からない。 ああいや、天才と馬鹿は紙一重だとよく言ったものだ。 俺とあんま変わんねぇと真木は苦笑した。

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