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「久しぶりだね。時仲くん」 「お久しぶりですね。先輩。やっぱり、貴方だったんですか」  将希が、座っている稔さんを睨みつけるように見下ろしている。稔さんは口角が上がっているが、目が笑ってない。それ以上に顔色が良くなかった。  僕は呆気に取られて、玄関にもたれ掛かる。稔さんから将希と知り合いだった話は、全くもって聞いてない。 「えっ……どういうこと」  状況が飲み込めず、僕は玄関扉に背中を預け座り込んでしまう。 「大丈夫か?」  将希が慌てて駆け寄ってくると、僕の肩を支える。部屋まで将希に支えてもらい、僕は机の前ですとんと座り込んだ。  三人でテーブルを囲むように座ると、狭い部屋が余計に狭く感じてしまう。 「二人って、知り合いだったんだ……」  僕は少し泣きそうになりながら、二人の顔を見比べる。 「黙っててごめんね」  稔さんは一生懸命、微笑もうとしているようだけど完全に空回りして、口元が歪んでいる。一方、将希は明らかに苛立っていた。 「先輩がなんで、ここに居るんですか?」  いつもクールな将希の強い口調に、僕は唖然とする。僕がどんなに迷惑かけようと、変な事を口走っても呆れた顔で溜息をつくだけだった。  稔さんは将希から視線を逸らし、気まずそうに俯いている。 「ねぇ、どういう事? 稔さんがいたら問題なの?」  蚊帳の外状態に耐え切れず、僕は二人の間に入り込む。  将希は一つため息を吐くと、稔さんを見る目が軽蔑したものへと変わった。 「だって、先輩。高校の時から玲のストーカーなんだよ」

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