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結合15

 翌日以降は玲くんをフォローしつつ、僕は旅行の計画を立てる。  きっと、時仲くんにガマズミの話をされていることだろう。  トラウマをあえて引きずり出し、僕がその傷を埋めるように入り込めば落ちるに違いない。  プロポーズの為の指輪を購入する。  玲くんの指のサイズは、寝ている隙きに図ってある。  連休明けになら仕事も忙しくないだろうし、交代で休みを取ろうという話も出ていたので絶好の機会だ。  ちょうど、あの花の開花時期にも重なっていた。  宿を調べるとぴったりくる場所が見つかり、僕は興奮で寝れないほどだった。  落ち着いてきた玲くんは、大学とバイトに行くようになる。  玲くんから、バイト先の人にストーカーみたいに思われていると、当回しに言われた時は調子に乗りすぎたなと反省した。  これからは一緒に暮らしていくので、僕も多少なり衝動を抑えられると思う。  現役警察官のストーカーだなんて、世間一般からしたら信じられないようなことだろう。  でも、これはストーカー行為ではなくて、玲くんを守るための行為だ。  だからこそ、ゴミを漁ったり嫌がらせをしたりはしない。  影から見守る形で行動してきた。玲くんと親しくなるまでは……だけど。

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