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兄弟どっちも興奮コタツ!?ローターHのその後は!-2
性的好奇心旺盛な星哉はローターを指先でツンツン触ってみた。
「お前、○かよ、猫かよ」
「だってなんかくっついてたらヤだ」
「多分新品だって」
「ほんと?」
兄にそう言われて、弟は、コントローラーの方を手にとった。
「あ、電池入ってる」
「へぇ」
「スイッチいれてみてもい?」
「ん」
ちょっとテンションが上がってきた星哉、ワクワクしながらスイッチをONに。
ヴーーーーーーーー!!
テーブル上でローターがけたたましい振動を始めて○太郎と星哉はビクリと同じ反応を、智章は呆れ顔になった。
「音でか、いきなり強にすんじゃねー、うるさ」
「トモっ、これっ、どうやって弱めんのっ、どうすんのっ」
「……うるさ」
てんぱっている星哉に苦笑して、テーブル上でがががががっと振動するローターを余所に、智章は弟の手からコントローラーを取り上げた。
ダイヤルをカチリと回して振動を弱める。
ヴーーーーーーーヴーーーーーーー
「あーびっくりした……、……ねー、トモ」
「ん」
「トモ、使ったこと、あるの、もしかして」
「あります」
「……トモ、いつからそんなえろくなったの」
「元カノと使った」
「えっ、元カノって真弓ちゃんでしょ? 真弓ちゃん、そんなコだったの?」
「そんなコっていうか……あーうん、そんなコだったかも」
「へぇぇぇ……」
ローターに生身の思い出が纏わりついて、ひんやり無機質な器具が一気に生々しさを帯びて。
弱振動にヴーヴー震えるローターを見つめる兄弟二人の眼差しが俄かに興奮を帯びてきた。
……もしかして今、星哉、勃ってんじゃねーかな。
……どうしよ、勃っちゃった、どうしよ。
「ど、どんなだったの、感じてた?」
「あー……かなり感じて、た」
「へぇぇぇ……」
伸ばされた星哉の手が振動ローターを握った。
掌にダイレクトに伝わる振動。
触れてみたら、さらに増した、興奮。
「これでかなり感じちゃうんだ……えろいね」
それを持ってそんな言葉を呟くお前がえろい、と智章は思う。
「当ててみたら」
「えっ」
「ソレ、当てて、星哉」
「え……どこに?」
「ちんぽ」
「……えーーー……」
どきどきどきどきどきどきどきどき
「……やだ」
「あーてーろ」
「だって……」
「なに、まさか当てただけでいっちゃう?」
「っ……」
「さすが童貞弟」
「っ、じゃあ、トモは?」
「……はい?」
「トモはいかないんだ? ローター当てても平気なんだ?」
「……まーな」
「じゃあ今ここで当てて証明して」
墓穴を掘った兄。
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