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兄弟どっちも放課後ラブホ!?ローションHでぬるぬるぷれい!-3
「むり」
「とりあえずナカ入ろーか」
「え、むりっ、やだっ、むりすぎっ」
「ココでこんな風に言い合いしてたら目立つって。ほら、いーから、来ーーいーー」
「えええぇえええぇ」
今、真っ昼間、トモ。
それに、男同士、おれたち。
ていうか兄弟。
そ……そりゃあ……いろいろシちゃってはいるけど……さぁ。
兄弟でラブホってありえない!!
「わ、わぁぁ、わあああああ」
無人受付にて智章がちゃちゃっとパネルで選んだ部屋を訪れるなり、それまで俯きがちでいた星哉は頬を紅潮させ、純粋な好奇心に従ってきょろきょろきょろきょろ。
「こ、ここがラブホっ……このドアなにっ、あ、トイレだっ、こっちのドアはっ、あ、お風呂だっ、わ、わぁ~~……テレビ、ウチよりでかっ……もういきなりベッドあるし……トモっ、このベッドなんか低いよっ? あっ、これなにっ? えっ! これ……いわゆる……コンドーム……?」
いちいち一つ一つに反応しては興奮したり恥ずかしがったりしている星哉を、智章は。
「わっっっ」
何も言わず唐突にベッドへ押し倒した。
兄弟分の重みでスプリングがギシリと軋む。
両手首を掴まれて真っ白な羽布団に押しつけられた。
咄嗟に押し返そうとしたら有無を言わせない力で押し戻された。
「ト……トモ……?」
両足の間に割って入ってきた智章に無言で見下ろされて、不意討ちの行為に心臓バクバク、動揺しまくっていた星哉は怯えたまなこで兄を見返した。
「野獣系、どう」
「っ……えぇ……え……?」
「荒っぽい感じ」
「いっ、いたたっ……手首痛いよ、トモぉ」
「ただ、ちょい狂った感じっていうのが、どーにもこーにも」
「それっ……試合の話っ、バスケの話ぃっ……!」
びっくりする余り涙ぐんで喚く星哉に智章は笑った。
「星哉、えっちのときは優しくされたい系?」
羽布団に縫いつけていた両手首を解放し、乱れていた前髪を梳いてやる。
戯れに鼻を摘まんでみたら「ふがっ」と星哉は情けない声を洩らし、智章は声を立てて笑った。
「ふがっ、ふがっ、ふっ、ふぅっ」
「ぷっ……ふふふ……っ」
「ふがふがふがっ……っぷはっ、はっ、勝手に弟の鼻摘まむなぁっ、っ……っ……」
ちゅっと唇にキスされて星哉の非難の声はすんなり引っ込んだ。
平凡グレーのフードつきパーカーを着た弟が突然のちゅーにぷるぷる震えるのを兄は微笑ましそうに眺めていた。
ぶっちゃければ。
さっきの試合中に見せた、ちょい狂った感じ、野獣系で攻められたい気持ちもなくはなかった星哉だが。
野獣系トモ兄に激しくされたら、おれ、絶対しんじゃう……。
「二時間だから」
「ふぇっ……ぇ……?」
「ほらほら、星哉、バンザイして、バンザイ」
「……ば……ばんざーい……?」
「よいしょっと」
「っ……っ……自分で脱ぐっ、おれっ、こどもじゃなぃぃっ」
「ほら、次は足上げよーな、時間もったいないから、よいしょっと」
「ちょ……っぅぅ……っトモのばかぁ……っ」
智章に慣れた風に上下の服を脱がされてすっぽんぽんにされた星哉は「トモ兄どすけべっっ」と悔し紛れに罵った。
「どんだけ慣れてんだっ、このラブホだって何回来たんだよーーーっ」
「ハイハイ、三回くらいかな、ふーーー……っ暑ぃ」
「っ……すけべぇ……」
自分が服を脱いでいる間、恥ずかしがって羽布団に包まろうとしていた星哉から智章は無情にも当の羽布団を剥ぎ取った。
「言い合いしてるヒマも惜しいんだって」
サイドテーブルに置かれていた妙にファンシーなバスケットに手を伸ばす。
コンドームと共に置かれていたソレを取り上げると、愚図っていた星哉を、ぐるりん、四つん這いにした。
「!!??」
これって、これって。
「バックでするの初めて、か」
「な……っなぃ、なぃよ、トモ兄っ……? てか、もう挿入れるの……? ちゅーだけして、服脱がせて、もう本番……?」
前戯なしに本番へ突入しようとしている兄にドン引きする弟。
ドン引きする弟を余所に兄はソレをピリ、と破いた。
初めての体位に怯えている弟尻目掛けて、たらーーーーり。
「!!!???」
「初ローション、ど?」
「えぇぇぇっ、ローションって、ぇっ、ぇっ」
「星哉のお尻、ぬるぬるにしてやろ」
「ぇぇぇっ、ちょっ、待っ、待って待って、あ、あ、ぁ、ぇっ、ぁっ」
なにこれなにこれ。
ぬるぬる、変……っっ。
違和感しかなぃぃ……っっ。
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