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「あっっ……あっっ……はぁっっ……んっっ……」
しわくちゃベッドに仰向けに寝かせた嘉月の、その体もアナル奥もずっと微痙攣を繰り返していた。
床に膝を突いて相変わらず腰を振り続ける俺に舐めて舐めて舐めまくられて、ただでさえ膨れ勃っていた乳首はびんっびんに勃起中。
舌に触れるコリコリ感が半端ない。
「あぅっ、あぅっ、ぁぅぅ~~……ぃぃっっ……もっと乳首いぢめながらチンコ突っ込んで、ぇ……っっ俺のアソコぉ……このチンコでとろとろにして……?」
俺は嘉月のお願い通りに振る舞った。
コリコリ乳首をぢゅるぢゅる勢いよく交互に吸い上げ、時に歯を立て、かりっと甘噛みして。
いっちばん奥まで届くよう精液塗れのペニスをアナル内でそれは乱暴に荒々しく突き動かした。
二度目の射精感が睾丸からペニス先端へじわじわ込み上げてきた。
嘉月のペニスも卑猥なくらいぱんっぱんだ。
カウパーでつやつやびしょびしょなのが、また、視覚的にぐっとクル。
「か……嘉月く……っまた、ナカ……っいいっ? だいじょうぶっ?」
あせあせ問いかけると嘉月は涙目で俺を精一杯睨んできた。
「このグズ……しねっっ……あんっあっあっ……いいって、ば、ぁ……っ!!」
なにこのコ、ギャップありすぎる。
ゲスなの? かわいいの? どっちなの?
「あ、あ、あ……っ嘉月……いくっ……!!」
「んやぁぁ~~~……っっ!! 眞部さぁ……っ!!」
俺と嘉月は恋人同士みたいにしっかり抱き合って絶頂を分かち合った。
「っち」
「な、なに、いきなりどうしたの」
「ケツと腰がー、痛いんでーす、眞部さんのナニのせいでーす」
「ちょっ! 係長がいつ来るかっっ!!」
バイト君と二人っきりの職場。
回転イスの背もたれをぎしぎし言わせてきつそうに背伸びしていた嘉月は後ろのデスクで焦る俺をちらりと見やった。
「ギャップ萌え……」
「えっ?」
「罰としてお昼おごってくださーい」
「は、はぁ」
「次の週末も泊めてくださーい」
「は、はい……、えっ? あっ、はいっ」
嘉月の言う通り、俺ってセックスから恋愛に発展するタイプ、つまり俺もゲスみたいです、自嘲。
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