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二次会はカラオケだった。
嘉月が部屋で待っているかと思うと、もうムラムラして、あー違う、ワクワクして仕方なかった。
二次会が終わったのは零時過ぎ。
ラーメンを食べるという係長と同僚を見送って、俺、すぐにタクシーを拾って家路についた。
そうしてムラムラワクワクしながら自宅のドアを開いてみれば。
「おかえり、眞部さん」
お風呂上がり+俺のシャツ+ボクサーパンツ+生足の嘉月に出迎えられた。
「係長タバコ吸うしGコは香水くさいし、そっこー風呂入りました」
パンツはさすがに俺のものじゃなかった、ゴミ箱にコンビニ袋やプラスチック包装が捨てられている、どうやら買ってきたらしい。
「てか眞部さん、くさ。シャワー浴びてきた、ら……」
「嘉月ぃぃぃ~~」
「……酔ってんの? うわ、タバコくさ。酒くさ」
「シたい、ねー、シよ? 嘉月ぃぃぃ~~」
俺が背中に抱きついたら嘉月は肩越しに睨んできた、梅酒ロックの余韻でポカポカしていた俺はなーんにも気にせず不機嫌な恋人にキスしようとした。
「きもい」
俺は嘉月の掌にキスすることに。
「むぐ」
「むり、くせー、シャワー浴びてこい」
「やだ~~今すぐ嘉月とシたい~~」
「ちっ」
「おねがい~嘉月ちゃ~ん」
「きもすぎ、眞部さん」
「だって、だって、帰ってきたら嘉月、俺の服着て、風呂上がりで、な、生足だから!」
「そんなに俺の生足にコーフンすんの、あんた」
ちゅー唇で迫る俺に嘉月は板についたエロゲスな笑みを。
「女王様ごっこしよーか、眞部さん」
エ、エロゲスなごっこ遊びがきましたよ、コレ…………。
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