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さすがの嘉月も刃物は持っていませんでした。 でも、また違う意味で恐ろしいブツを何故か持っていました。 グイングイングイングイングイン 「ひーーーーッ!やっぱむりッ!むりむりむりぃッッ!」 「そんなこと言って、ちゃんと感じてんじゃん、眞部さん」 「うそッ!?うぉぉぅッほんとだッチンコ勃ってるーーーーッ!」 とほほ、まさかこの年でバイブに処女を奪われるなんて。 ワイシャツとネクタイと靴下だけ身につけた俺。 ソファにしがみついてこっぱずかしい四つん這い、高々と突き出したケツはローション塗れ。 ぬるぬるになったアナルにはクリアピンクのアナル専用だというバイブが挿入されている。 細身だけどスイングがえげつない。 俺のケツ奥で亀頭を模したもっちりぷにぷに先端部がグイングイン暴れている。 俺の前立腺が開発されてしまう~~~ッ!! 「眞部さんはコッチの方も立派に使えるんですね」 嘉月にバイブを出し入れされて俺は……成す術もなくケツをフリフリ、勝手に反応する体、アナル内のまた違ったところをグイングイン刺激されて全身余すことなく火照る有り様だった。 「それやめでーーーーーッ!てかさ!なんでこんなモン常備してんのッッ!?」 まさかコレ職場に持ってきてたの!? もしもバッグ落としてたらゴロンって転がり出てくる可能性あったの!? 「常備するわけないですよね、バイブなんか」 じゃあどしたのコレ、家から取ってきたのか? んなわざわざ……あ、そういえばケースから取り出してたような……新品なのか? アナル初拡張、恐るべしスイング攻め。 さすがにまだケツだけではいけなくて、でもチンコはビンッビンに反り返っていて我慢汁だらだら、女王様な嘉月は放置を決め込んでいる。 ある意味焦らしプレイだ。 「うわぁッ……まじでもう無理ッッ!!しぬぅっぅぅぅッッ!!」 バイブにケツ掘られて俺は情けなく喚いた。 いや、まぁ、確かにあれですよ。 本気で嫌だったら本気で抵抗してケツにバイブなんて許さないですよ。 でも俺は許しました。 だって、 「うぉぅッ?」 容赦ない拡張感から解放された俺、慌てて背後を仰ぎ見れば嘉月がスイング機能をオフにしたアナルバイブをばっちぃモンでも持つようにして掲げていた。 「バイブに処女奪われた気分、どんな?」 ビビッドな黄色とデニムシャツを脱いで上はカットソー一枚の嘉月。 卑猥な色をしたバイブが似合い過ぎる。 さすが俺のエロゲスな二十歳の恋人、だ。 「聞いてる?」 「嘉月ごめん」 「は?」 「Bちゃんと二人でごはん行ってごめんなさい」 「っち」 「でも嬉しい」 「は?」 「嘉月、嫉妬してくれて、俺、嬉しい」 それまで冷めた風に歪んでいた嘉月の顔が、かぁぁぁぁ、と赤くなった。 「さぶ、きも、おっさん」 普段なら骨身に堪える三大キーワードに違いない。 でも今のは強がりってわかってますから。 そのリアクションが言葉よりも素直に本音を語っちゃってますから。 あんまりおっさん正社員なめるんじゃないよ、バイト君?

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