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「はっ、あっ、嫌だっ、もう嫌だ!!痛い、いだいっ!助けて、奏!!!嫌だぁ!!」
何度揺さぶっても、声をかけても目を覚まさない。千聖は眠ってから30分も経たないうちに魘され始めた。
「うっ、うぇぇぇっ、奏ぇ、助けて、うっいだいよぉ、っ、あ"ぁぁー」
奏。助けて。痛い。もう嫌だ。
千聖の悲痛な声を聞く度に自分を殴りたくなる。きっとずっと俺を待ってたはずやのに。呑気に寝とって、あわよくば千聖来るかなーとかほんと死ね。
「うぅー、いやだ」
「千聖!起き!」
「っ、奏、たす、……はっ、あ、はぅ、んっんー、はっんんーーっ」
キスで唇を塞ぐ
酸欠状態になった千聖が更に涙を流しながら目を覚ました。
「はっ、は、あ、え?奏?はぁ、はぁ、はっ」
強く抱きしめ、頭を撫でてやるとやっぱり千聖は泣き、縋るようにくっついてくる。
弱々しい身体を引き寄せて包む
「なぁ、千聖。怖かったよな?」
「……うっ、……うん。」
「痛かったな?」
「……うん……っ……」
「嫌やったなぁ。」
「……うっ、ん。」
千聖の体は震えていて、声もガスガスやった。
千聖は暫くして、ポロポロと喋り始めた。
バスケ部の事は勘違いだと詳しい事を教えると言われてついて行ったら倉庫だったこと
そこには他に2人いて一番大切なのはクボタがムカついてるってことだと言われたこと
逃げたいのに動けなかったこと
何か嗅がされて気付いたら裸で縛られてたこと
奏と言ったら酷くすると言われても俺を呼んでしまったこと
薬を打たれて初めての感覚に戸惑ったこと
尿道に棒みたいなのを入れられてそこからも薬を入れられたこと
クボタの他にカイダとヤマシタという2人がいたこと
コックリングを付けられたこと
無理やり入れられて死ぬほど痛かったこと
乳首に薬を打たれて舐められて噛まれたこと
空イきをしたこと
2本同時に入れられてものすごく痛かったこと
棒とコックリングを取られて射精したこと
また俺の名前を呼んだこと
潮吹きもさせられて凄く痛くて辛くて死にたいと思ったこと
めっちゃ痛くて、めっちゃ嫌で、帰りたいのに、気持ち良かったこと
終わったあとに俺からのメールを見て涙が出てきたこと
何度も何度も打ち直したこと
声が聞きたくなって電話に出てしまったこと
長く長く時間をかけて千聖はか細い声で泣きながら俺に話してくれた。
想像を絶する苦痛やったやろう。
くそっ、絶対許さん
聞く途中で手を握りしめて怒りを抑えると千聖が不安そうに震えるけん、何とか落ち着かせながら千聖の背中を撫で続けた。
「奏が抱きしめてくれて、キスしてくれて、好きって言って貰えて嬉し……………………っ、あ、おれ、うっ、あっ……」
「……え、千聖?」
さぁーと青ざめた千聖が震えながらドンっと結構強い力で俺を押し返す。千聖はきっとめいいっぱいの力を使ったのだろう。体が痛むのか悶えていた。
また抱きしめようとするとイヤイヤと力なく首を振る。
「……っ、うっ、グズ、」
「千聖?どげんした?」
「触、らないで、うっ、来な、っ、いで」
「……なして?」
「俺、やっぱり、汚いっ……から、か、奏に好、きなんて……言ってもらえない、…………汚くないって言ってくれたけど、でも、うっ、うぇぇぇ、っ、ぐすっ、」
「汚くない、俺の言うこと信じられん?」
「ち、が…………」
「……じゃあ、上書きしよか。」
「あ"っ、んっ、いっ、ん"んッ~、ぐっ、」
今は傷ついたそこを慎重に広げていた。相当酷く捩じ込まれたそこは赤く腫れ上がり、痛々しい。前立腺を見つけてそこを集中的にほぐす。
だんだん痛みより気持ちよさが混じってきたみたいや
「あ"っ!そこ、ダメっ……んん、あっ、」
指で広げながら噛み跡や鬱血、多分爪?の痕にキスしていく。乳首も転がしたり、あまく噛んだりしながら快感だけを与えていく。
「あっ、んっ、あ"ぁぁーーー!!!」
どうやら打たれた薬がまだ完全には抜けていないようで千聖は力なく果てた。
「……入れるで?」
「はぁ、はぁ、っ、あ"?ぁぁーーーっ」
ゆっくり入れて前立腺を探す。ゴリっとそこを打ってからゆっくり律動を開始する。もちろんあいた手は乳首を捏ねくり回す。
「、あ、かなっ、あ"ぎもちいい」
「ん、俺も。千聖、好きや」
「ああ"、んっ、んんっ、俺も、好き」
終わったあと、千聖はそのまま気を失って俺は軽く後処理と、シーツを替えて洗濯機に色々放り込んでから千聖を抱きしめる体勢でベットに入った。
心做しかさっきよりも落ち着いているように見える。
千聖はそれから目を覚まさずに、魘されることも無かった。
疲れ果ててねむる千聖。
ゆっくり数回頭を撫でてベッドを出る。
しっかり寝や。カタつけてくるわ。
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