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第2話 君は誰?

教室にいたら話しかけてくるかもしれない。 クラス中が俺を空気扱いしているのにアイツだけは、必ず「おはよう」「また明日な」と、毎日のよう話しかけてくる。 話しかけられたら面倒くさい。 仕方ない、しばらく教室から出ていよう。 俺は、教室から出てトイレへ向かった。 この時間にこの階に居る人間はいないだろうからトイレに暫くいてアイツが居なくなる頃に教室へ戻ろう。 なんか今日は、身体がだるいな・・・。 そんな事を思いながらトイレのドアを開けて入った。 「なんだ、お前?」 いかにもイジメられてますという男子生徒が3人の男子生徒に壁側に追いやられて、今にも泣きそうな顔をしていた。 はぁ〜。 「面倒くさい・・・。」 「何、お前。面倒くさいって何だよ。」 つい思ってる事を言ってしまった。 どうでもいいや・・・。 「そう思ったから言っただけ。」 人と会話するのが面倒くさい。 こんな事なら教室でアイツ相手にしてた方が数倍マシだった。

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