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第3話 君は誰? Side心翔

八坂はクラスの誰とも絡まないでいつも1人でいる。 きっと優ちゃんならほっとかない。 優ちゃんなら仲良くなってたくさん笑顔にするはずだ。 よし!俺も優ちゃんみたく八坂を笑顔にしてみせる。 と、意気込んで2ヶ月。 マジで進展ナシ。 八坂以外の奴らとはスグに仲良くなれるんだけど・・・。 はぁ〜。 マジでヘコむ。 こんなヘコんでる日に中学からの友人久保田譲(クボタユズル)と譲の彼女その女友達と野郎数名で今からカラオケに行く予定。 俺の隣を歩いていた譲の彼女の女友達が話しかけてきた。 「ねぇ、久遠くんのメアドとか教えて欲しいな。」 「いいよ。」 譲の彼女の女友達だからたぶん大丈夫だろうと思いスグに返事をした。 あれ? 俺、携帯・・・。 しまった!教室に忘れた。 「わりぃ〜。俺、教室に忘れ物したから先にカラオケ行っといて!!」 「早く、取って来いよ。」 譲がまた始まったと笑っている。 そうなんだ俺はよく物を忘れる。 だから譲も帰りとかに忘れ物無いかと聞いてくるのだが今日は八坂の事でヘコんでいたから譲の話が上の空だった。

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