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第2話 お付き合い?

「優ちゃん、おはよう。」 急に後ろから誰にも聞かれないくらい小さな声で俺の耳元で囁かれた。 優ちゃんと呼ぶのは今はただ1人。 それでも反射的に身体が反応してしまう。 「やっ、やめろよな!」 俺が振り向くと心翔の顔がアップで目の前にあり後数センチで心翔の唇でに俺の唇が当たる所だった。 それを見ていた女子達の悲鳴とも言える声が聞こえてくる。 あぶっ、あぶねぇ〜。 危うく公衆の面前でキスをする所だった。 「優ちゃん、朝から大胆だね。」 「ちがっ・・・。」 くそっ! なんだよ。 余裕な笑みを浮かべやがって! やっぱり、心翔といると調子が狂う。 「俺は優ちゃんとなら皆んなが見てる前でキスしてもいいよ。」 「なっ・・・。何を・・・。」 周りに聞こえないくらい小さい声で呟いた。 心翔は意地悪く笑い俺の反応を見て楽しんでいる様にも見える。 「くぅっ・・・。マジにむかつくぅ〜!」 あっ・・・。 しまった。 いつも空気的な存在で学校生活を送って来たのに、これじゃあ目立ちすぎる。 心翔と居るだけでも今は目立ってるのに、俺バカだ。 「あははっ。可愛いなぁ〜。」 「うっ・・・可愛いって言うな・・・。」 可愛いって言われたら俺、何も考えれなくなるんだよ。

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