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第5話 お付き合い?
何時もなら1人でも平気だった。
けど心翔の心に触れてしまったら弱い自分が溢れ出てくる。
心翔・・・早く来てくれないかな・・・。
廊下で何を話してるんだろ?
1人だと不安でたまらない。
そんな事を思いながらぼんやり窓の外を眺めていると人が来る気配がした。
心翔!
気配がする方を見るとそこには一昨日身代わりにと俺を置いていった奴がいた。
名前・・・。
忘れた。
「あの・・・。ごめん。」
泣きそうな顔をしている。
悪いのはコイツじゃないんだ。
「どうして謝んの?なんか悪い事した?」
「身代わりに・・・。」
「謝んのお前じゃないよ。自分から身代わりになるって言ったの俺だしさ。謝んならやった彼奴らだろ?違うか?」
そうだよ。
コイツ悪くないしあんな事をしてる奴等が悪い。
イライラする。
あれ?
『お前が消えれば良かったんだ。』
気分が悪い。
どうして腐った親父の言葉を思い出すんだ。
「あれ?竹田何してんの?」
竹田?
あぁ〜。
コイツ竹田くんなんだ。
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