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第4話 ヤキモチ?

窓を開けてからソファに寄りかかり1人座る。 午後の授業が始まるチャイムが遠くで鳴っているのが聞こえてくる。 7月は陽射しが暑く窓際に木々があるから日陰になり風が吹けば少しだけ暑さが和らぐ物置部屋。 いつもは隣に心翔がいて色んな話をする。 そして・・・。 心翔・・・・。 「アッ。」 自分の声に気づき我にかえる。 無意識に心翔を思いながら自分自身をズボンの上から触っていた。 自分自身から手を離すと顔を両手で覆い前屈みになった。 心翔・・・。 女の子なんか見ないで・・・。 僕を見て・・・。 さっきの光景が頭の中に思い浮かぶ。 心翔は僕のそばに居てくれると言っている。 だから心翔を信じなきゃいけない。 でも楽しそうに女の子と話してる心翔を見ると胸が苦しくなる。 「まなとぉ〜。」 呼んでも応えてはくれない。 今は授業中。 涙が目に溜まりポタポタと下にこぼれ落ちていきズボンの太もも辺りでシミとなる。

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