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第6話 ヤキモチ?

「優ちゃん、さっきの女子は同じクラスの高橋愛(タカハシアイ)だよ。先生に用事を頼まれたから高橋と職員室に行ってたんだ。不安にさせてごめんな」 僕が勝手にモヤモヤして物置部屋に来たのに心翔がどうして謝るの? 僕・・・・。 自分勝手だな・・・。 僕が心翔を苦しめてるの? だったら・・・・。 「僕・・・。居なくなればいいのかな?」 心翔が抱きしめていた手を緩め僕から離れた。 そっか・・・。 心翔にとって僕はいらなかったんだ。 だから・・・・。 ドンッ。 勢いよく心翔が僕を後ろに突き飛ばした。 顔を覆っていた手は僕の頭の上辺りで心翔の左手に握られ手首の所で一つにされている。 何が起きたのかわからない。 心翔が僕をジッと見つめてくる。 けどいつもの優しい心翔じゃなくて鋭い眼差しで僕を見てくる。 冷たい表情。 ゾクッとして、恐怖が襲ってくる。 この視線は・・・。 怖い。

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