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第9話 ヤキモチ?

「心翔・・・・。大好き。」 だから悲しい顔してそんな苦しそうに泣かないで心翔。 「ごめんね。心翔・・・。僕大丈夫だから心翔の前から居なくならないよ。だって・・・僕は心翔を愛してるから・・・心翔泣かないで・・・ね。」 心翔は自分の唇を噛み締めている。 ギュッと噛んでいるから下唇からは血が流れ出ている。 起き上がろうと身体を動かすが中に心翔の指が入っているから少しだけ痛みがある。 でも僕は心翔に触れないとダメだと思い少し位の痛みは我慢して強引に起き上がり心翔の首に腕を回し抱きついた。 心翔の反応は無い。 僕は頬に軽く唇を当てる。 コレにも反応が無い。 唇から流れている心翔の血をそっと舌で舐めてから心翔の唇に自分の唇を重ねた。 心翔が反応してくれるまで僕は優しく何回も唇を重ねた。 心翔・・・・。 僕を許してくれないの? 「うっ・・・・。」 泣きそうになり重ねた唇から声を漏らしてしまった。 ダメだ。 泣かないって決めたんだ。

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