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第15話 ヤキモチ?
カバンを教室に取りに行き僕は心翔に家まで送って貰った。
「心翔。ありがとう。」
「うん。優ちゃん今週の日曜日暇か?」
「空いてるけど・・・。どうしたの?」
なんだろ?
「どっか2人で出かけないか?」
「えっ?」
「嫌なら・・・いいけどな。」
「嫌じゃない。絶対行く!」
嬉しい!!
初めて学校以外で心翔と遊びに行くんだ。
心翔はどこに行きたいか決めておくように言って帰って行った。
どこ行きたいかなぁ〜。
心翔と2人。
「ただいまー!!」
「あら?今日は何か良い事あったの?」
「叔母さん。ただいま。うん、ちょっとね。今日はご飯何?」
いつもは『ただいま』と言ってスグに2階の自分の部屋にこもり晩ご飯の時にだけ下に降りてきてご飯だけ食べてまたスグに2階の部屋に戻る生活をしていた。
叔母さんとの会話は久しぶりだった。
「今日はハンバーグにするのよ。優月くんハンバーグ好きでしょフフフッ。」
「うん。好き!」
僕が無愛想でもいつも叔母さんは優しく接してくれる。
本当に八坂家の人達は良い人ばかりなのに僕は・・・。
心翔と出会って八坂家の人達が優しく接してくれている事に気付くなんて本当にバカだよな。
これからは少しでも八坂家の人達と話をたくさんしよう。
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