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第8話 ブルースター

「ちょっと、見せつけないでよね。」 僕が心翔に返事をしようとしたら高橋さんが現れた。 胸を強調した服を着ている。 クラスの男子は高橋さんの胸に視線をむけていた。 高橋さんのおかげで少し僕からクラスの男子は気がそれたみたい。 その後、僕はクラスの女の子何人かに囲まれて心翔と繋いでいたてが離れた。 どうしよう・・・。 僕、1人になったら・・・。 女の子達は僕の着ている服やネイルに興味があるみたいで色々聞かれた。 心翔の友達のお姉さんに服は選んでもらったと嘘をついた。 ネイルもお姉さんのお店でしてもらった事を話すと話題はお姉さんの話になった。 なんだかクラスの女の子達と桃お姉様の話で盛り上がってしまい。 しばらくネイル話をしていた。 ネイルはよく練習相手にされて凄く嫌だったけどそれが今役に立っているのが嬉しい感じがする。 でも僕がクラスの女の子達と話している間ずっと高橋さんが心翔の腕に触れながら心翔と話していた。 高橋さんは僕と会ったら心翔を諦めるんじゃなかったの? 「高橋さんなんか気にしないで大丈夫だよ。私は羽野さんの味方するだからね」 僕の不安そうな顔に気付いたのかクラスの女の子達は慰めてくれて優しい言葉をたくさんかけてくれた。 「ありがとうございます。」 本当に嬉しかった。 今まで周りを寄せ付けないで毎日を過ごしていた。 クラスの皆んなは優しい人達だと初めて知った。 「またね。ネイルの話とかしましょうね」 「うん。またしましょうね」 チラチラと皆んなが帰って行くそして僕の周りには誰もいなくなっていた。 心翔・・・。 どこ? 周りを見渡しても心翔も冬空くん、譲くん、茜ちゃんも居ない。 そして僕に会わせてと言った高橋さんも居なくなっていた。

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