105 / 903

第6話 ブルースター Side心翔

俺は高橋を改札まで送ると急いで優ちゃんのいる所に戻ったがクラスの女の子と話していた場所に優ちゃんの姿はなかった。 優ちゃんどこだ? 探して近くを歩いていると優ちゃんの姿を見つけた。 優ちゃんはベンチに座り下を向いていて隣には知らない男が優ちゃんに触れている。 優ちゃん、そいつ誰だよ。 優ちゃんに何触ってんだよ。 俺は2人に近づいていった。 優ちゃんが下を向いていたのは泣いていたからだった。 コイツ優ちゃんに何したんだ。 「お前何してんの?」 「君は?」 俺は優ちゃんの腕を取りベンチから立たせると俺の腕の中に引き寄せた。 「優ちゃんは俺のだ。」 「ヒクッ・・。西山さんは変な男から僕を助けてくれたんだ。心翔どこ行ってたの?」 優ちゃんがそう言って俺の腕に顔を埋めた。 俺の誤解・・・。 俺が優ちゃんから離れたから怖い思いをさせたんだよな・・・。 俺は西山に優ちゃんを助けてくれた事にお礼を言って早とちりで誤解した事に謝った。 「いいよ。でもちゃんと見てないと可愛い彼女、誰かに奪われちゃうかもな。クスッ」 西山は意味ありげに俺に笑ってどこかへ行ってしまった。 なんだよアイツ・・・・。 そんな事、言われなくても分かってるよ。 優ちゃんが他の誰かなんて考えたくない。 俺は優ちゃんに高橋との事を話した。 諦めるとか言ってもやっぱり優ちゃんは不安そうにしている。 「優ちゃん、まだ時間あるから俺の家に来る?」 「あっ・・・。うん」 優ちゃんが少し躊躇いながら顔を赤らめ返事をした。 俺は優ちゃんの手を繋ぎ俺の家へと向かった。

ともだちにシェアしよう!