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第20話 4人で

「あのさ・・・。俺らまだいるんだけど?」 ウサちゃんが顔を赤くして僕らに話しかけてきた。 忘れてた。 2人の世界になってた。 「心翔のお母さんとか・・・」 「俺の家族には話してる。見て分かる通り賛成してくれてる。優ちゃんの家ではお姉さんが理解してくれてる」 家族の理解。 普通ならきっと男同士なんか反対される。 「久遠の家族は良い人なんだな。理解あるのって凄いな。俺らはまだ話せてない。いつか家族に理解して貰えたらうれしいよな」 「俺も龍とずっと一緒に居れたらと願ってんだ。」 冬空くんはウサちゃんの手を握った。 「僕も叔父さんにいつか話して理解して貰いたい」 「その時は優ちゃん一緒に話そうな」 「うん。ありがとう心翔」 他の誰に理解されなくても良い。 でも家族だけには僕と心翔の事を理解して貰いたい。 時間がかかるかも知れない。 いつか分かってもらえると信じよう。 未来なんて想像出来ないけどお互いが幸せに過ごせてたら素敵だよね。 心翔、冬空くん、ウサちゃん、僕が笑っていられたらいいよね。

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