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第1話 4人で Side心翔

今回あまり勉強出来てないと言いながら優ちゃんは学年2位。 一応、俺も学年1位で無事にテストも終わった。 後は夏休みを待つばかりなのだが優ちゃんと毎日会えなくなる。 優ちゃんも俺に会えなくなるのは寂しいと言う。 可愛いな優ちゃん。 俺は優ちゃんを自分の腕の中に引き寄せて抱きしめた。 「また、見せつけるか?」 宇佐先輩が不機嫌そうに俺に言ってきた。 冬空と宇佐先輩が付き合う事になってから俺ら4人屋上で昼休みを過ごしている。 冬空は相変わらず表情を変えずにいるが宇佐先輩は顔を赤くしたり冬空に助けを求める仕草が学校で2番目に強い男なのかと思う。 2人とも見た目が怖い感じで近寄りがたい。 こんな宇佐先輩見たら皆んなどんな反応するのかと思う。 今から始まる4人の言い合い。 毎回、最後は優ちゃんが宇佐先輩にきつい口調で俺を庇う。 優ちゃんがこの時凄く可愛い。 多分、冬空も宇佐先輩が優ちゃんと言い合いしてる姿が可愛く見えてるんだろうな。 宇佐先輩の事を抱きしめてる冬空いつも優しい顔になってる。 本当に宇佐先輩が好きなんだなと思う。 冬空と宇佐先輩は産まれた時から家が隣同士で気づいたらいつも一緒にいた幼馴染。 好きだと気付いたのは、ある事がきっかけらしい。 それが中学生の時だったと言う。 俺と優ちゃんの事を知って悩んで宇佐先輩に気持ちを伝えたら宇佐先輩も冬空が好きだった。 宇佐先輩に俺達の事を話したらしくて今は4人で仲良くしている。 4人で海に行く話になって優ちゃんが賛成した。 少し前の優ちゃんだったら俺以外と海とか考えられなかった。 少しずつでも誰かと仲良くなるのは優ちゃんにとって良い事だと思うが俺は少し怖い。 俺より好きな奴が出来るんじゃないかと考えてしまうからだ。

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