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第3話 夏休み Side心翔
朝?
もう昼かなキッチンのテーブルにはご飯が用意されていた。
優ちゃんは朝食作るの楽しみにしてたから早く起きて一緒に作ればよかったな。
優ちゃんには可哀想な事をしたと後悔していた。
食事が終わると近くのショッピングモールに連れて行ってもらい俺と優ちゃんは色違いのイヤフォンジャックを買ったんだよな。
俺は今もイヤフォンジャックが携帯に付いている。
光に当たるとキラキラしてて優ちゃんの笑顔みたいでちょっと顔が緩む。
あの時は冬空と宇佐先輩が喧嘩?
聖兄さんと宇佐先輩は、やっぱりなんかある様な雰囲気だったから冬空も悩むよな。
夜はバーベキュー楽しかったな。
宇佐先輩がちょっと?
かなり意地悪に思えたけどな。
優ちゃんは聖兄さんと穂波先生いる場所から連れ出した後に具合が悪いと言って部屋に戻ってしまった。
やっぱり優ちゃんの様子がおかしい。
「心翔ちょっと聞きたい事あるんだけど?」
「何?聖兄さん」
「優月くんの様子はどうかな?変わった事とかないか?」
変わった事・・・。
『ご主人様』俺の頭の中に浮かんだ言葉。
これは、優ちゃんとヤッてる時の話だから聖兄さんに言ってもなんかのプレイとか勘違いされそうだよな。
発作みたいなのを起こして・・・・・。
「宇佐先輩が治めてくれたけど昨日の夜に優ちゃん息が出来なくなったみたいだった」
「そっか、桃さんが最近優月くんの様子がおかしいと心配してるんだよ。夏休み入る1週間くらい前から以前みたいに部屋にこもるようになってるみたいなんだ」
「夏休み前から・・・・」
俺はフッと思った。
優ちゃんと西山心輝の間で何かあったのか?
譲と茜ちゃんが優ちゃんと西山心輝を図書室で見たと言っていた。
「さっき話してる様子では普通に思えたんだけどな」
「ちょっと優ちゃんの様子見に部屋に入ってくるよ」
「優月くんの事を頼むな」
「分かってるよ」
嫌な予感がする。
確かめないと優ちゃんに・・・。
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