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第5話 夏休み Side心翔
優ちゃんと浜辺に戻ったがフラついている。
さっきの事もあるし冬空達に言って俺らは先に別荘に戻ることにした。
海水で身体がベタベタするな。
「優ちゃん。一緒にシャワー浴びるよ」
「へっ、一緒?」
優ちゃん可愛い。
顔が真っ赤になってる。
「ほらっ、こっちだからおいで優ちゃん」
「まっ、待って心翔」
「待たない」
優ちゃんが恥ずかしいのは分かっている。
強引に風呂場まで連れて行き俺は着てる水着を先に脱いだ。
「優ちゃんも脱いでなんなら俺が脱がそうか?」
俺は優ちゃんの手を引っ張ると自分の腕の中に引き寄せて逃げれないように腰を抱きしめてから片方の手で水着を脱がすふりをした。
「あっ・・イヤだよ。じ、自分で脱ぐから触んないでよ」
「早く脱いでよ優ちゃん。俺だけ真っ裸は恥ずかしいだろ」
耳元で囁くと身体をビクッとさせる。
「は、離してよ。脱ぎにくい」
「分かった。5秒待つから脱いでよ。脱げなきゃお仕置きな。い〜ちっ」
「わあっ。脱ぐから待って、待って心翔」
「にぃ〜。さぁ〜ん」
お仕置きがイヤなのか優ちゃんは慌て履いている水着を脱いでいる。
「おっと、危ないな。大丈夫か?」
優ちゃんは脱ぐ時に慌て過ぎて少しフラついてよろけたので俺は腕を引っ張り腕の中に優ちゃんをおさめた。
「あっ、うん。ありがとう」
「脱げたご褒美に、俺が洗ってやる」
「いいよ。僕1人でも大丈夫」
優ちゃんが耳まで真っ赤にして慌ててる。
優ちゃん可愛いよ。
「ご褒美って言ったろ?入るぞ」
優ちゃんが、何か言ってるけど俺は聞かないよ。
ご褒美もお仕置きも俺が優ちゃんを洗うなんて言ったら怒るだろうか?
耳まで真っ赤にして慌てるだろうな。
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