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第9話 夏休み 夜空 Side心翔

「優ちゃん。中に出したの掻き出さないとお腹痛くならないか?俺、前の時気づかなくてごめんな」 「ありがとう。シャワー浴びてくるよ」 「俺が掻き出そうか?」 「へっ?いいよ。はずかしいから大丈夫」 優ちゃんは覆いかぶさってる俺を押し退けるとスルッとベッドから抜け出し身体をある程度ティッシュで拭くとシャツと短パンを履いてから下着を手に持ち部屋から出て行ってしまった。 怒らせたかな。 一緒にシャワー浴びたらまた優ちゃんを襲いそうだからな。 俺は欲をテッシュで綺麗に拭き取ると下着と短パンを履いてベッドに座った。 あっ、優ちゃんバスタオルの場所知らないよな。 俺はバスタオルを出しておくために脱衣所へ向かった。 ドアを開けてバスタオルを置いておくと話しかけようとした時に俺の目に入ってきたのは俺の名前を呼び喘いでる優ちゃんの姿だった。 「ま・・・なぁ・・・と・・・イッ・・・はぁ・・・」 えっ? 優ちゃん・・・。 その姿は妖艶で俺は暫く声も出せず動く事さえ出来ないで呆然と見ていた。 「ああああッ・・・」 ポタポタと白濁した欲が下に落ちる。 「はぁはぁ・・・心翔」 俺を思い1人で・・・優ちゃんなんか嬉しい。 俺は横の壁にもたれて腕を組んで立ってから優ちゃんに話しかけた。 「優ちゃん。1人でしたの?」 優ちゃんがゆっくりと振り返り真っ赤な顔をして今にも泣きそうになっていた。 優ちゃんの中の欲を出せたか聞くと下を向いて俺に返事した。 気まずい雰囲気だった。 俺は優ちゃんにシャワー浴びたいから交代しようと話したら少しだけシャワーを浴びてから俺のいる入り口へとやって来た。 「ほらっバスタオル。ちゃんと拭いてから部屋に戻るように優ちゃん」 「あっ・・・うん。ありがとう」 優ちゃんはバスタオルを受け取るとドアを閉めた。 ヤバイ。 俺自身が反り返っていた。 あんなの見せられたら俺・・・・・。 『まなと』 熱に帯び切なそうに俺を呼ぶ優ちゃんの声。 「はぁっ・・・優ちゃん・・・・・くっ・・・」 俺自身を激しく擦りあげる。 『まなとが欲しい』 優ちゃん・・・・。 俺は優ちゃんが欲しい。

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