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第3話 夏休み 夜空 Side心翔
優ちゃんと良い感じだったのに思わぬ声でその雰囲気は台無しになってしまった。
「なぁ、お前らってもうヤッたの?」
「俺も聞きたい」
冬空も宇佐先輩も何言ってんだよいきなり訳わかんねぇ〜よ。
それに座り込んで見上げて俺らを見てるし見せもんじゃないてぇ〜のまったくこの2人。
「何見てるんすか?冬空もなんの話だよ」
「俺らさっ・・・まだなんだ。でさっ、どっちが挿れてんの?やっぱり久遠の方か?」
「ウッ・・ウサ!!!なっ・・何言ってんの!!!」
優ちゃんも言わせとけば良いのに反応でバレてる。
「ゆづくんのその反応からするとヤッてんだな。でっ、やっぱり心翔が挿れてんだよな?」
別に隠してる訳じゃないから聞かれたら答えるけど優ちゃんはきっと答えに困るはずだから仕方ないから俺が話をするしかないか。
「俺らに何が聞きたいんですか?宇佐先輩」
「ちょっと、この辺座って話そうや」
砂浜に円になり4人で座った。
「その・・・。色々調べたんだけどさ・・・・やっぱり痛いよな・・・・」
俺は挿れるから痛いとか分からないからな。
かと言って優ちゃんが恥ずかしそうにしてるから答えられないだろうな。
「ローション使ってゆっくり慣らしてやれば良いんじゃないですか?指が3本入れば大丈夫だと思うんですけど宇佐先輩」
「ロッ・・・ローション」
俺も女は経験あるが男同士は優ちゃんが初めてで最初は痛い思いさせたから俺なりにネットで色々調べた。
同性のエッチのやり方なんて相談する友達とか知り合いなんかいなかったからな。
「ウサちゃんのが挿れるの?」
優ちゃんが恥ずかしそうに宇佐先輩に聞いているけど質問されたら困るの優ちゃんなのは分かってると思うが痛みを知ってるから気になるんだろうな。
宇佐先輩に挿れると聞いて想像したみたいで優ちゃんは、笑いを我慢してたけど我慢が出来ずに笑い出した。
「何すか!ゆづさん笑わなくても良いでしょう。人が真剣に聞いてるのに・・・・」
「すみません。宇佐先輩が挿れるの想像出来ません」
「おっ・・お前ら2人、マジでムカつく」
想像できないし俺は優ちゃんだから抱きたいと思った。
冬空達もそうかもしれないな相手が好きだから同性同士でも触れたいとか思うんだよな。
優ちゃんは気を使い痛くないとか言っているがそれは違うよな。
最初に挿れた時優ちゃん苦しそうで優ちゃんの中の締め付けが凄かった。
目にも涙が溜まっていて、でも1つになりたいと言って我慢してる優ちゃんがとても愛おしく思えたんだ。
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