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第5話 夏休み 2日目

最近また付き合い始めたとしか穂波先生は教えてくれなかった。 でも付き合ってるんだよね。 「お前ら4人はテーブルにある昼食食べろ。その後買い出しとお土産を買いに行くからわかったか?そうそう昼食はあんまり食べるなよ。夜はバーベキューするからな」 「大人がいないとバーベキューするのダメって秋絵さんに言われただろ?」 僕達は夜にバーベキューしたいと話してたんだけど火を使うから心翔のお母さんに許可貰いたくて話したら『大人が居ないからダメ』と即答されてしまった。 「もしかして、聖先生が来てくれたのってバーベキューする為ですか?」 「そんな感じかな?」 「ありがとうございます。」 心翔のお母さんが聖先生に頼んだみたい。 「宇佐と塚元は聖に会うの初めてだよな?」 「僕は初めてです。塚元冬空です。心翔とゆづくんのクラスメートです」 「うん。心翔からは話聞いてるよ。それと颯斗からもね」 「俺は・・・・」 なんだかウサちゃんの様子がおかしい。 聖先生の顔を見て何か言いたそうなんだけどね。 「えっと・・・久しぶりかな?龍くん。元気してたかな?」 「あっ・・・はい。お久しぶりです聖さん」 「宇佐先輩と聖兄さんは知り合い?」 「うん。ちょっとね。昔に知り合ったけど最近は連絡してなかったからね。だいぶん男らしくなったね。龍くん」 なんか2人の間に何とも言えない空気が流れてるんですけど? 「あっ・・・僕お腹すいちゃったからご飯食べよっと・・・あはははっ」 なんか僕わざとらしかった? この空気に耐えれなかったんだもん。 「そうだな。宇佐先輩も冬空もご飯にしましょうよ」 心翔も僕に話を合わせてくれた。 ありがとう心翔。 それにしても『男らしくなったね。』みたいな発言されたら僕なら不安になりそうだよ。 冬空くんは落ち着いてる感じがするんだけどね。 でも少しだけ動揺しているように見えたんだ。

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