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第1話 夏休み 2日目 Side心翔

はっきりと覚えてる優ちゃんは確かに俺の腕の中で眠っていたんだ。 優ちゃんの温もりがまだこの腕の中に残っている。 優ちゃん。 流れ星に願った。 願った・・・いや違う誓ったんだ。 ずっと優ちゃんを離さないと誓った。 俺の携帯には優ちゃんと買った色違いのイヤフォンジャックがキラキラと光に当たり光っている。 まるであの日の優ちゃんの笑顔と同じ様にキラキラとしている。 そしてそれがずっと続くと信じていた。 優ちゃん。 俺の名前呼んでよ。 いつもみたいにキラキラとした可愛い笑顔で『心翔』って呼んでよ。 拗ねた顔。 怒った顔。 照れて真っ赤になる顔。 泣きながら俺の名前を呼ぶ優ちゃん。 どの顔の優ちゃんも愛おしくてたまらない。 あの日一緒に寝た夜みたいに俺の腕の中で眠って・・・・。 優ちゃん。

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