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第10話 夏休み 2日目 Side心翔
優ちゃんの中から俺をゆっくりと抜いていくとまだ感じるのか身体をピクリとさせる。
「優ちゃん。大丈夫?」
「うん・・・。大丈夫だよ」
俺は優ちゃんを腕の中に納めると頬にキスを落とした。
「ふふっ・・なんだかくすぐったい」
「ならここは?」
感じてたからくすぐったいのか?
今度は瞼にキスを落とす。
「大丈夫だよ」
「そっ、じゃあここは?」
優ちゃん可愛い額にチュッとする。
「心翔。大好きだよ」
「知ってるよ」
「何それ?俺も好きだよ優ちゃんって言ってよ」
いくらでも言ってやるよ。
恥ずかしくなったのか俺の胸に顔を埋めて耳まで赤くしている。
「優ちゃん。愛してるよ」
優ちゃんの頭にキスを落とすと手放したくないと思い強く抱き締めた。
ずっと一緒だと信じていた。
ちょっと位の喧嘩もするだろうし相手の嫌な所も見えるかもしれない。
けど2人なら優ちゃんとなら・・・・・。
大丈夫だと思ったんだ。
優ちゃんの笑顔が見たい。
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