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第5話 暗闇 Side心輝

「何を泣いてんだ?楽しみはこれからだぞ」 男は俺の足を片方だけあげるとローションボトルを手に取り俺の蕾にたっぷりと垂らした。 「何・・・」 「何って、お前もお友達みたいに俺のをこの穴に咥え込むんだよ。気持ちよくしてやるからな」 男は蕾の周りを指で撫でるとゆっくりと中指を蕾の中に挿れてきた。 「やめっ・・・。ウゥン」 ゆづくんを相手していた男が俺の髪を引っ張り無理やり横に向かせると男自身を口に突っ込んで激しく腰を動かしてきた。 「この子も良いね。口の中気持ちイイよ」 嫌だ。 気持ち悪い。 「中も締まりキツイな。この子達は初めてって本当なんだな」 「あっちの子の締まり凄かったからな。中で2回も出したよ。それにすぐに感じまくってたからなあの子は良い玩具になるよ」 玩具? 性処理に使われるって事? ヤッた事の無い俺でも普通に性に対しては興味があったから友達と話したり隠れて雑誌を見たりしていた。 漫画なんかで見ていた事があるけど異性同士で今から行われようとしているのは同性同士。 「冬樹さんも良い子見つけたよな」 兄さん・・・。 最低な身内だよ。 俺もゆづくんにした事を思えば似た者兄弟だよな。 悪い事を考えたから俺も同じ様にされてんだよな。 ゆづくんのが酷い事になっていた。 顔中・・・身体中が精液まみれになり殴られたのか口の端からは血が少し出ていた。 今も背後から男に激しく突き上げられたまに髪の毛を引っ張られては方向を変えさせられていた。 俺は最低な人間だ。 そう思った瞬間に俺の中の何かが弾けた。 「そろそろ挿れるからな」 好きにすれば良いよ。 こんな最低な人間は何されても言われるままでいいんだ。 これは俺が犯した罪の代償だ。

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