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第5話 救出 side心翔
穂波先生と聖兄さんは車で待機。
人質に西山心輝で拘束するのは冬空そして俺と宇佐先輩はフリーで動けるようにした。
優ちゃんが居るホテルの駐車場に着いて車から降りようと準備をしていた。
「冬空君、見張りが道を開けなかったら俺の顔をナイフで傷つけろ」
「そんな、無理ですよ」
「見張りは何か俺がしたら暴行をして良いと言われてるが顔には傷をつけるなと言われてる。もし俺の顔に傷が付いたら見張りは確実に酷い目に合うと思ってるはずだ」
「西山心輝、そこまでする必要ないだろ?」
俺は西山心輝が嫌いで殴ってしまったが優ちゃんを助け出したいと思う気持ちは一緒だからそんな奴を傷つける必要はないと思った。
もっと違う選択肢があるはずだ。
「見張りはゆづくんを優先にする。動揺させるには俺を傷つけるのが1番だ」
「見張りが退かなかった時にの最終手段にするよ。西山先輩」
「わかった」
車を降りてホテルのエレベーターホールに向かった。
優ちゃんが居るのは地下2階で専用のキーが必要となる。
エレベーターホールに着くと丁度1台乗れるエレベーターがあった。
西山心輝はキーを使い地下2階を押した。
「冬空君、ココから俺を拘束しといてくれよ。さ」
「すみません」
もうすぐ優ちゃんに会えるんだ。
そしてココからは下手をしたら怪我をするかもしれない。
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