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第4話 学校
誰?
俺の左手を握って・・・・・。
指輪?
どうして俺が指輪を嵌められてるんだ?
うわっ!
嵌めた指に口づけされたよ。
あっ・・・。
心翔君?
「優ちゃん。好きだよ」
えっ?
優ちゃんて彼女?
俺が混乱していると辺りが暗くなる。
暗闇で一筋の光が見えた。
「流れ星綺麗だね。優ちゃん」
流れ星?
その光を見ていると心翔君が俺の首に顔を埋めていた。
「心翔君?」
「ずっと傍にいろよ。優ちゃん。俺から離れたら許さない」
離れたら?
俺は、離れないと言った?
心翔君がフッと消えてしまった。
「心翔君どこ?」
急に辺りが明るくなるとお店の中にいた。
「優ちゃん。これどうかな?」
心翔君が持ってるのはキラキラした星が付いている携帯のイヤホンジャック。
「昨日見た。流れ星みたいだろ?」
心翔君は少し顔を赤くして照れ笑いをしている。
心翔君と色違いでお揃いの物を持てるなんて凄く幸せな気分になる。
うん?
いや、ちょっと待ってまるで俺が心翔君が好きで心翔君も俺の事が好きでって両思い?
イヤイヤ、なんか俺と心翔君が付き合ってるみたいに思えるんだけど・・・・・。
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