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第16話 学校 Side心翔

優ちゃんの温もりが俺の身体に伝わってくる。 本当に俺の腕の中に戻ってきたんだなとようやく実感が湧いてくる。 優ちゃんとまた1つになれて俺は嬉しくて幸せだと思えた。 これからは2人で幸せになれるよな優ちゃん。 ちょっとヤり過ぎたかな? 優ちゃんがさっきから動かない。 「優ちゃん?大丈夫?」 「うん。大丈夫だよ。僕、凄く幸せ」 優ちゃんも同じ気持ち? なんか嬉しくて気持ちが抑えられないや。 「俺もだよ。優ちゃん」 優ちゃんは俺の名前を叫びながらギュッと抱きついてきた。 「うわっ。びっくりするだろう。どうした?」 「うん。なんだかムギュッてしたくなった」 「なんだよそれ。可愛すぎんだよ」 俺は優ちゃんの額にチュッと音を立てキスをした。 本当に可愛くて離したくない。 「心翔。こっちにもして欲しいな」 それっ・・・・・。 可愛すぎるだろ? 優ちゃんは人差し指を唇に当てて欲しいと言ってくる仕草が可愛くて何故か俺は凄く照れてしまった。 上目遣いで見られてると恥ずかしすぎるから俺は優ちゃんの頭を掴むとグッと横に顔を向けて目が合わない様にした。 「心翔?」 「どこで覚えてきた。俺の心臓がもたないわ。」 「チェッ。けち」 優ちゃんは拗ねたのか俺の胸をグゥで軽く叩いてくる。 可愛すぎるだろ。 俺は叩いている手を掴んで止めた。 俺の負けです。 「分かったから、こっち向けよ」 「いやだぁ〜」 「可愛く拗ねてるな」 俺は優ちゃんの頭にキスを落として次に頬にキスをする。 すると優ちゃんは俺の胸に顔を埋めて左右に首を振った。 なんだか凄く甘えられてる気がするんだよ。 嬉しさが半端ない。 「優ちゃんが甘えてくるの嬉しいよ」 「心翔の意地悪」 記憶を全て取り戻した優ちゃんは前にも増して可愛くて俺に甘えてくる様になった。 もう絶対に手放さないからな優ちゃん。 愛してるよ。 ずっと一緒だからな。

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