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第4話 文化祭 Side直

ズキズキとチクチクと色んな感情が湧き上がってくる。 その場に留まり色々考えていた。 もしかしたら彼女とかを探して歩いていたのでは無いかとか・・・。 僕は憧れてるだけだから・・・だから・・・泣きそうだった。 こんな感情初めてでどうしたらいいかなんて分からなくて治るまで待とうかとか本当に悩んだ挙句にやっぱり西山先輩が気になるから旧校舎に入った。 怒鳴り声とか何だか怖いけど・・・・・。 この声は西山先輩? 僕はゆっくりと声がする方へ歩いて行った。 オヤジみたいな人の声もするし優月君の名前も言ってるのかな? ドアから気付かれないように少しだけ覗き込んでみた。 僕はその光景にフリーズしてしまった。 ソファに横たわる優月君とズボンを履いていない西山先輩がオヤジに西山先輩自身を靴で踏まれている。 僕の中で何かが起こった。 落ち着いて携帯を取り出して久遠君に状況のメールを送信すると返信が直ぐに来た。 直ぐに行くから待っていろ。 そう言われてもなんか嫌な予感がする。 ドキドキと動悸が激しくなり気付いたら僕は何かを叫んでいた。 何を言ったのか自分では覚えていない。 ただ西山先輩を助けたかった。

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