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第8話 動物園

動物園の前で待ち合わせしていた。 僕は心翔が家に迎えに来てくれて僕の荷物の多さにビックリしていたけどお弁当と分かると凄く喜んでくれた。 「うわっ、心翔その荷物なんだよ」 「うるさい冬空。俺の弁当」 「違うからね。皆んなで食べようと僕が春子お母さんに手伝って貰ったんだよ」 でも冬空君も何か荷物を持っていた。 「俺もサンドイッチだけど作ってきたんだよ」 「今日のお昼は豪華だね」 冬空君のサンドイッチ楽しみだな。 冬空君のお料理は美味しいから大好き。 「で、直は何持ってるの?」 「これは、そのクッキーとカップケーキを作ってきたんだ」 照れ笑いをする直。 「「!!!!えっ!!!!!!」」 皆んなが一斉にビックリしていた。 直がお菓子作り。 「そんなにビックリしなくても・・・僕の趣味というか嫌な事あったらストレス発散に作るんだ」 凄く楽しそうに今までに何を作ったか話しているがサッパリ分からないけどいつもより楽しそうに話す直が可愛いかもと思った。 「ごっ・・・ごめんなさい。僕1人でお話ししちゃって・・・・・・」 「大丈夫だから直」 心輝が直をフォローしている姿はなんとも微笑ましい。 直も顔を真っ赤にして何だか良いねホクホクする感じだよ。 でも大量の食べ物は皆んなの胃袋に収まるかが心配だけと歩き回るから大丈夫だよね。 僕達はチケットを購入して中に入った。 この後大変な事が起きるなんて誰も想像していなかったんだ。

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