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第11話 動物園 Side心輝

直の中が急に締め付け出したかと思うとビクッとなり直自身から欲が吐き出されて俺の胸に散らばっている。 これ以上すると直が疲れてしまう。 今も俺のを咥えながらグッタリとしているのだからもう終わりにしないと・・・。 「直、口の離してくれるか?」 「いやらぁ・・・」 直は俺自身を口に咥えたまま激しく頭を動かす。 初めて直が俺の言う事を拒否した。 「直、辛いだろう?お終いにしよう」 「らいじょうぶ」 意地でも離さないという様に俺自身に吸い付いてくる。 これはこれで可愛い。 「直、ちょっと我慢してろよ」 「ふあっ?」 ふあって可愛すぎだろ。 俺は少しだけ直の動きに合わせて腰を動かす。 直は喉の奥まで俺自身を咥え込んでいてそれが堪らなく気持ち良かった。 「くぅっ・・・・・直」 俺は直の喉の奥で白濁した欲を吐き出した。 「ううんっ・・・・・」 直、さっきイッたのに俺のイクのを感じ取ってまた俺と一緒にイッてしまった。 直が俺自身の先から出ている欲を全部吸い取り飲み込んだ。 「心輝・・・おいしい」 俺の方に顔を向けて言ってくるが明らかに顔がイヤな顔になっていた。 「こっちおいで直」 「うん」 直を俺の腕の中に抱き寄せると額に軽くキスを落とす。 「直の顔はマズイって言ってるけど?本当においしかったの?」 「えっと・・・。お・・・美味しく無かった」 気まずそうに俺に話す直。 「慣れたら美味しくなるかもな」 「本当に?僕も美味しいって思う?」 少し曇りがちだった表情が一瞬で明るさを取り戻した。 クルクルと直の表情が変わるから俺は見ていて飽きなかったし構いたくて仕方がない。 「ねぇ・・・し・・・心輝。僕の中には挿れないの?」 そう言った後、俺の胸に顔を埋めてスリスリとして来る。 「直は、俺が欲しいの?」 直はコクコクと頷いた。 直から俺を欲しがっていると思うとまた俺自身が反応をし始めている。 「これの責任とって直」 俺は直の手を掴むと俺自身に触らせた。 直に触らせた事でまた一段と俺自身の硬さが増している。 「心輝の熱い」 「欲しいならちゃんと言って直」 「えっ・・・・・」 俺は直に少しだけ意地悪がしたくなった。 直が辛くないのなら挿れてもいい。 でも直の中に入ったらきっと俺は歯止めが利かなくなりそうだ。

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