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第8話 それぞれ

僕達は暫く話をして直が疲れるとダメだから帰る事にした。 帰り際に心翔は心輝の心配をしていた。 『心輝が起きたら家に帰るように言ってください。身体がもたなくなると思うのでお願いします。俺の母さんが心配してるとも伝えてください』 あれだけ嫌っていたのに今は心配している。 心翔は優しい。 エレベーターを待っている間さっきの心翔を思い出していた。 「ふっふっ」 「何笑ってんの?優ちゃん」 「えっとね。心翔が心輝の心配をしてるから嬉しくなっただけだよ」 そう言うと心翔は少しだけムッとしたけど直ぐに僕に笑いかけてくれた。 「心輝のした事は許せないけどさ、この前の動物園での出来事でやっと俺の気持ちが少しだけ理解出来たって今までの事を謝ってきたんだ」 「そうなんだ」 「竹田の為にも心輝も幸せにならないと駄目なんじゃないかって思うんだ。早い話心輝もいい奴だって思ったからだよ」 心翔は照れて自分の頭をワシャワシャとかいていた。 「心翔」 「何?優ちゃん」 「かっこいいね」 待っていたエレベーターが来たので僕は乗り込むと心翔はまだそこに立っていた。 僕は開けるボタンを慌て押した。 「心翔、エレベーター来たから早く乗ってよ」 心翔は返事もせずに無言でエレベーターに乗り込むと開けるボタンを押している僕の腕を掴み反対の手で閉めるボタンを押した。 僕は心翔を怒らせたの? 「ま・・・・・うっ・・・うっ」 いつも通りいきなり口を心翔の唇で塞がれてしまった。 僕は掴まれてない手で心翔の胸を叩いたがその手も掴まれてしまいエレベーターの壁に押し当てられた。 「はぁっ・・・ううん・・・・・ま・・・な・・・」 駄目だ蕩けてしまいそうで抵抗できなくなってきた。 舌を絡め何度も何度も角度を変えて僕の唇に貪りついてくる心翔。 これ以上されたら僕は・・・・・・。 心翔は照れて自分の頭をワシャワシャとかいていた。 「心翔」 「何?優ちゃん」 「かっこいいね」 待っていたエレベーターが来たので僕は乗り込むと心翔はまだそこに立っていた。 僕は開けるボタンを慌て押した。 「心翔、エレベーター来たから早く乗ってよ」 心翔は返事もせずに無言でエレベーターに乗り込むと開けるボタンを押している僕の腕を掴み反対の手で閉めるボタンを押した。 僕は心翔を怒らせたの? 「ま・・・・・うっ・・・うっ」 いつも通りいきなり口を心翔の唇で塞がれてしまった。 僕は掴まれてない手で心翔の胸を叩いたがその手も掴まれてしまいエレベーターの壁に押し当てられた。 「はぁっ・・・ううん・・・・・ま・・・な・・・」 駄目だ蕩けてしまいそうで抵抗できなくなってきた。 舌を絡め何度も何度も角度を変えて僕の唇に貪りついてくる心翔。 これ以上されたら僕は・・・・・・。

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